五家荘 白鳥山の惨状

 5月19日(金)、この時期恒例の登山。どこに行くのか、相棒はどうしてもその季節にしか見られない花がないと心が動かない人なのでお任せ。

 本当は某山に登るつもりが、登山道入口直前で地震のため道が悪くなり断念。四駆ではありましたが、最低地上高がもっと高かったなら先に行けたでしょう。急遽目的地を変更。五家荘の白鳥山に向かいました。

P5190118.jpg

 宮崎県との県境、ここまでがまた遠い遠い。
P5190007_20170521221931d64.jpg

 雲一つないような最高の天気。キツツキのドラミング音やウグイスのさえずりなどを耳にしながら登っていきます。

 目当ては清楚なヤマシャクヤク。ちょうど見頃を迎えていました。
P5190016.jpg
P5190040.jpg
 頂上手前に群生地があります。

 登山道の入り口がすでに標高が高いので、ここまで来るのに大変だったという印象は皆無。
P5190059.jpg

 山頂から時雨岳方面に向かったところにも群生地。ここで弁当を食べることにしました。
P5190062.jpg

 見事でした。
P5190064.jpg

 でもね、山登りしてると残念に思うことがあるんですよね。それは山の荒廃ぶり

 一部の土地を囲ったネット(網)の内と外で土地の様子が全然違うのがお分かりでしょうか。
P5190014.jpg
 内側(中央より左側)は植物が密生。外側(右側)はまばら。

 これがもっとよく分かるかも。ネットの内側
P5190109.jpg

 ネットの外側
P5190110.jpg

 まるで違う植生。どうして?


P5190104.jpg

 シカの頭数が増えすぎて、鹿が食べられる植物はみな食べてしまっています。残っているのはシカが食べられない毒草バイケイソウの群落。他の草が生えているところにはバイケイソウが少なく、鹿が他の草を食べてしまうところでは、至る所でこの植物が群落を形成して繁茂しています。本来強勢を誇る植物ではなさそうなのですが。

 しかも枯死した木が倒れてネットを押しつぶし、用をなしていないネットもいくつかありました。


 下の写真は、一見天気もよくきれいな写真が撮れたように思えます。
P5190088.jpg
 しかし、植生が貧弱になっている山頂付近では、枯れた倒木、しかも枯死した大木も多い現状が。なぜ?どうして?


 でも、ヤマシャクヤクは鹿が食べない植物です。ですからここでは美しい花を楽しむことができるのです。複雑な思い。
P5190074.jpg


 登山慣れしたと思しき地元の方とくだんの惨状のことをお話しする機会がありました。やはり心配しておられる様子。シカが食べた後は草が生えない(酸性雨が降り、しかもシカの唾液が酸性)とおっしゃいますし、お隣の宮崎県側では犬を放し飼いにしている家々があるので、シカが警戒して植生が保たれているけれども、熊本県側ではそれがないのでシカが植物を食べ放題ともおっしゃっていました。(個人の意見です。本当かいな?)

 その方に、クリンソウ(九輪草)の群生地を教えていただき、登山の帰りに見てきました。
P5190135.jpg
 群生地の場所はとある場所としておきます。



追記がありますが、ニョロ系が出てきますので、苦手な人は見ないでください。



続きを読む

これまでとちがった旅行

 とあるご夫婦と知り合ったのが熊本地震から5カ月後の9月。熊本地震の被災地支援でわざわざ秋田県から熊本に引っ越してきたご夫婦。お互いよく知るにつれて親しくなりました。
 その夫とは同い年。性格も見かけ(失礼!)も全く違うのに気が合いました。


 まもなく来熊から一年、熊本を離れ新天地に移動しようとしているのに、いまだに阿蘇を楽しんだことがないとおっしゃいます。これはいけない、頑張っている人には報いたい、ということで、一泊旅行にご招待しました。5月7日のこと。



 阿蘇の外輪山から見る絶景に二人は感動。大観峰も歩いてそのとっぺん先まで観光。空の散歩楽しそうです。
P5070006.jpg

 最初は阿蘇内の宿泊施設でと考えていたのですが、思い切って大分県のくじゅうに足を延ばしました。


 自然豊かなところが気に入っている「レゾネイトクラブくじゅう」


 コテージの縁側で、夕食まで待てなくて、ビール片手に涼風に吹かれて夕方の光の変化を楽しみます。
P5070021.jpg

 コース料理。私がパンのお代わりを何度もするもんだから、ウェイターSさんと冗談を言い合えるほど親しくなりました。
P5070028.jpg

 翌朝6時に起きて、散歩を楽しみます。
P5080032.jpg

 童心に帰って渓流ブランコ。
P5080040.jpg

 飛んでいけー。
P5080049.jpg

 朝食バイキングでは、昼ごはんも必要ないほどいただきました。
P5080108.jpg

 鳥がさえずり、新緑の眩しいくじゅうでした。
P5080115.jpg


 くじゅうから阿蘇に戻り、二人にとっては初めての草千里観光。
P5080127.jpg
 ここは2月に私たちが野焼きしたところです。野焼きしたところは、しなかったところと比べ、草の伸びが良く、当然色も鮮やか。


 大変な時期にありがとう。熊本でいい思い出が残ればと思っています。


 これまで私たちも旅行といえば家族旅行でしたが、気心の知れた友人たちと一緒にでかけるのもなかなかいいものですね。



20キロウォーク、途中で中断になった、らしい、と後で知る

 5月12日、八代市で開かれた九州国際スリーデーマーチに参加してきました。今回は初日40キロ+二日目40キロに参加する気満々でした。

 でも、天気予報によると昼から雨になることは確実でした。それで急きょ20キロコースに変更。大雨に降られてまでウォーキングしたくありません。出発時間も40キロより1時間遅くなるので、睡眠時間も少しだけ余分に確保できますし。

 

 20キロ「アコウの樹コース」出発式。8時30分スタート。
P5120002.jpg

 20キロコースは外国人参加者が多いようです。ロシアからのグループ。大人数でした。
P5120004.jpg

 オランダからの参加者たち。出発前に英語で話しかけたら、Netherlandって日本語でなんて言うんだと聞かれて答えたらHolandaみたいに書いてましたね。
P5120005.jpg
 
 4.5キロ地点の金剛歩道橋。面白い造りの橋です。
P5120007.jpg

 6.4キロ地点、コースの名前になっているアコウの樹。ここで最初の湯茶接待。
P5120008.jpg

 最後の方から出発して、ついに先頭の「リーダー」に追いつきました。でも本当に速い人はリーダーを追い越してはるか数キロ先を進んでいるようです。
P5120011.jpg

 このお二人と会話しながら次の湯茶接待まで進みました。いやあ楽しかったな。年配の方はどちらかのウォーキング会の役員、若い方は八代市職員の方でした。
 お二人の役目では、マラソンのペースセッターのように厳密なペース配分で進むことは求められていないようです。でもだいたい時速6キロほどでしょうか。このまま行くと正午頃ゴールするだろうこと。でも雨雲が近づいているので11時過ぎから降るかもしれないことなどを教えてくださいました。
 市職員の方が履いておられたシューズが私のと同じ。やはりランナーでした。2回しかマラソンは経験ないとのことですが、サブ4達成なさったようです。マラソンランナーにとって、20キロウォークなんて軽いものでしょう。・・・と、私も思っていたんですが・・・



 11.2キロ地点の北原河川公園に到着。ここはチェックポイント。
P5120015.jpg
 今回は、チェックポイントがどこか、もらった地図に記されていません。湯茶接待に来て初めてそこがスタンプを受けなければならない場所だと分かる仕組みです。

 湯茶接待。早歩きで結構汗をかいていました。
P5120013.jpg

 手作りのお土産をいただきます。
P5120016.jpg
 年配者のパワーで運営されている感じでした。

 ここの湯茶接待で少々時間を取りすぎました。リーダーたちはいつの間にか出発し、私が出発するときはもうかなり先の方。歩いて追いつくのには時間がかかりそう。


 この後雨がぽつぽつ降り始めます。耳を澄ますと雷も鳴ってる。私は折り畳み傘とマラソンの時にもらったポンチョを準備しています。いつから使うかでしょうね。


 ここに来るまで全く気付かなかったのですが、なんと知り合いのお宅の前を通るではありませんか。久しぶりに訪問してしばし談笑。


 14~15キロ間にあった私設エイド
P5120017.jpg
 「持って行きなっせ」と言われ、八代特産のトマトとミニトマトをいただいて行きます。特にミニトマトが「うまかよ」とおっしゃられた通り、帰宅して食べたミニトマトは今まで食べたことのないほどの甘さ。これホントにトマト?レベル。ありがとうございました。家族にとても好評でした。



 雨がだんだん強くなってきて、雷も鳴り始めました。マズいなあ。※もちろん雨具をもう使用してます。



 商店街の中に歩みを進めます。

 八代社交飲食業組合(夜のお店)の皆様が提供してくださっているバナナ。最ものりが良かった私設エイドですね。
P5120019.jpg

 16.4キロ地点の八代城跡公園(チェックポイント)。 
P5120020.jpg
 10キロコースの人たちと合流しているので、人数が増えています。雷雨が随分ひどくなってきています。


 素晴らしい光景にちょうど出くわしました。
P5120021.jpg
 雨具を持っておらず濡れて歩いている参加者に、沿道で応援していた人が見かねて自分がさしていた傘を強いて渡して立ち去る場面。返さなくていいよって。
 私も一緒に見守っていましたが、この親切な方はすぐ近所の方のようで、ご自宅がどこか見当がついたので、たぶんこの参加者はあとで傘を返しに行かれただろうと思います。それにしても予報で雨が降るのが分かっているのに、雨具を持って来ていないのもどうかと思うのですが。


 ついにリーダーに追いつきました。
P5120022.jpg


 残すところ2キロもないところでついに本降りになりました
 リーダーの一人に何か連絡が入ったよう。二人は別行動となり、前を歩くのは一人になりました。
 傘を差してもダメ。ズボンもシューズも背中にしょったバッグもずぶ濡れ。
 なんとか12時5分にゴールしました。20キロを3時間30分かかりました。
 完歩証をいただいて、くじ引きでタオルが当たって終了。


 40キロの参加者たちはどうなったんでしょう。雷雨の中を歩くのでしょうか? 後で新聞で知ったのですが、どうも一つのコース以外は中断になったようです。


 正直20キロだからと高をくくっていました。今でも思います、たかが20キロ。でも今回は疲れ方が何か違うんですよね。普段痛まないところが痛いし、何か疲れ過ぎてる感じ。
 帰宅して何とか仕事をこなし、明日こそ本番の40キロと意気込む前に発熱。やっちまった。

 今年のウォーキングは40キロ+40キロ=80キロと思っていましたが、あえなく20キロで終了。この時期体調が優れないことが多いなと感じます。数年前は発熱したまま40キロ完歩して病気を治したという荒療治もやりましたが、さすがに今は自信が喪失ぎみ。

 でも来年こそ40+40。

熊響 第103回定期演奏会

 書きたい記事はいくつかあれど、諸事情で書けずにいました。しかもちょっとだけ体調も崩したりして。個人的に5月って体調が悪くなることが少なからずあるような気がします。無理している部分があってそれが出てしまうのか。

 時をさかのぼる形で少しずつ記事にします。

 まずは今日の夜行ってきたのが、熊本交響楽団の定期演奏会。もうそろそろだと思い、ホームページを見たのが昨日のこと。指定席でも1,800円という破格の価格で生のオーケストラの演奏が聴けるのは、CD聴くよりはるかに感動が違うと思うのです。実は体調が回復傾向とはいえ万全ではなかったこともあり、直前まで迷いましたが、心の栄養が欲しいと思い、会場まで家族に送ってもらう形で、独り聴きに行きました。

P5140001.jpg

第103回定期演奏会
【公演日】 2017.05.14
【会場】熊本県立劇場コンサートホール
【指揮】松井慶太
【トランペット・ソロ】菊本和昭(NHK交響楽団 首席奏者)
【プログラム】
① 組曲「道化師」(カバレフスキー)
② トランペット協奏曲(アルチュニアン)
③ 交響曲第4番ヘ短調(チャイコフスキー)




 私にとっては馴染みのない曲構成。

 当日券を会場で購入しました。8列目の指定席区画を選択。いざ席に座ってみると、自分の目の高さがちょうど指揮者の譜面台の高さと同じくらいでした。オーケストラを奥まで見渡すことはできない位置。指揮者が入ってきます。背がかなり高い! しかも革靴が金属のように黒光りしています。あれくらいピカピカの革靴いいですね。


① 第2曲 ギャロップ。誰でも聞いたことがある運動会の音楽です。第7曲だったかな、きれいな調べでした。


①´ 指揮者の挨拶。


② この辺りでは生ではめったに聴けませんよ。私は独奏者の吹くトランペットの朝顔(ベル)の正面からちょっとずれた位置に座っていました。奏者の息遣いが聞こえてくるような澄んだ音色。強奏する感じは少なく抑え目か。弱音器を付けた音色との味わい深さの違いも面白い。


②´ アンコール  チャイコフスキー作曲「白鳥の湖」より‟ナポリの踊り”。


③ 個人的に第5番、第6番はよく知っているんですが、第4番は正直ほとんど聴きません。序奏のメロディーは聞き覚えがある程度。驚いたのは第3楽章。弦楽器5部がみんな弓を床に置いています。指ではじくピチカート奏法で演奏し、お互い掛け合っているのです。それがこの楽章の間中ずっと続きます。スバラシイ。最終楽章は爆奏って言葉があるかどうか知りませんが、まさに爆発的な演奏。フィナーレにふさわしく大いに盛り上がって終わりました。スッキリ。
 でも、指揮者が挨拶の時に言っていた、可能なら熊響のメンバーが最後にしてくれると言っていたのは何だったか。もしかしたら最後に皆が弓を高く掲げたこと?


③´ アンコール チャイコフスキー作曲 「くるみ割り人形」より‟グラン・パ・ド・ドゥ”。
 ハープが演奏会の最初からステージ上に出てるのに気づいていましたが、これまで演奏している様子はまったくありません。いつ使うの? ハープはこの最後のアンコールのために置いてあったのです。
 その清らかな音でアンコール曲は始まりました。するとなんと勝手に涙が出てくるんです。あっ、これこれ!私の中の楽器、心の琴線に触れるってやつです。この演奏会でまだこれが出ていなかったのに気づきました。それがついに出ました! これで心身ともに元気になれるぞ。


 アンコールとメインの曲はすべてチャイコフスキーでした。でも私はアンコールの曲名がからっきし分かりません。バレエ音楽に馴染みがないからだと思います。バレエ音楽からアンコールとして演奏されることが結構多いような気がします。でもいつもわかんない。今後の課題かもしれません(笑)。

 演奏会すべてを楽しんで、個人的に何が良かったかって、最後のアンコールでしょう。でもそこまでに至る本来のプログラムが素晴らしかったからこそ、この感動があるのだと思います。
 アンコールが一番良かったというので思い出すのが、過去記事にもある世界的指揮者ゲルギエフの熊本公演で、ピアニストの大男マツーエフが弾いたアンコール曲「トロイメライ」。そういえばチェスキーナ洋子さんが亡くなって以来、ゲルギエフは熊本に来てくれなくなりましたね。残念。


 元気なった私は、妻の“迎えに行くよ”との親切な申し出を断り、自宅まで7.7キロの夜道を歩いて帰りました。

見学再開したビール工場

※ 今日は久しぶりに大きめの地震が来ましたね。この辺りは震度3でしたが、美里町は震度4だったとか。


 最近立て続けに客人を泊める機会があり、熊本地震の影響を乗り越え4月12日に再開したばかりの、サントリー〈天然水のビール工場〉熊本・阿蘇ブルワリーに連れて行きました。

 これは外にある発酵棟。
suntory (4)

 工場見学は興味深いですね。二条大麦を数粒試食できますが、これが意外に甘くて美味しい。案内係によって説明内容に個性が出るのもおもしろい。

 でも、楽しみは何といっても最後の試飲

suntory (1)

 今はお代わりも含めて3杯限定。最初の一杯は「プレミアムモルツ」と決まっています。これが結構量があります。

 二杯目以降は3種類の中から自由に飲めます。「マスターズドリーム」、「〈香る〉エール」と普通のプレモル。味比べをして、飲み残したとしてもOK。お代わりをすべてマスターズドリームにしてもOK。

 個人的な好みでは「マスターズドリーム」>「プレモル」≫「エール」かなあ。

 でもアルコール度数は「マスターズドリーム」5%<「プレモル」5.5%<「エール」6%なんですよね。度数は関係ないかも。

suntory(5).jpg

 もちろん3杯すべておいしく頂きました。おつまみが一袋しかいただけないのがちと辛いですが、純粋にビールを楽しめます。プラス、缶コーヒーや味のついた天然水も少しずつ飲みます。
 試飲の時間は結構取ってあって、焦らされる感じは全くありませんでした。



 客人たちは大喜び。私も大喜び。飲む人はみんな上機嫌
suntory (3)

 客人たちはいつも手をつないでいます。客人たちは外国在住の日本人。現地では、夫婦は手をつないでいないと、離婚の危機かと心配される環境のようです。
suntory (2)

 妻に促され、うちら夫婦も負けじと手をつなぎます

 妻が運転してくれるので飲めるんですよね。ありがとう。

ランニング再開

 熊本城マラソンが終わってからすっかり走らなくなりました。走ったのはわずか3回。体重も少し増えました。

 5月に40キロウォーキングに出る予定なので、これではいけないということで4日前にウォーキングから再開。二日間それぞれ10キロ、12キロと歩き、2日前から10キロを走り始めました。走り始めた日の最初の1,2キロは、体に重りでも付いているかのように、体が前に進みません。その後少しずつ軽くなってきました。とにかく今の時期は急がずゆっくりと走ります。



 コース脇の河川敷では牧草刈りが始まっていました。これまた模様の面白いこと。
P4300004.jpg

 河川敷に‟複葉機”が。
P4300009.jpg
 いえ、レーキという刈り取った牧草を列(ウィンドロウ)にする機械。



 熊本地震により堤防に不具合が生じ、工事中で長らく堤防上を走ることができませんでした。それも走るのから離れていた遠因かも知れません。
 しかしやっと復旧工事も終わり、以前より道幅が広くなった舗装路で快適に走ることができるようになっていました。
P4300016.jpg

 日が随分長くなりました。熊本では18時50分過ぎが日の入りです。

 コース脇の民家では、巨大なクリの木(2階の屋根を超える高さ)が花を咲かせていました。その独特の匂いが堤防を走る私にも届きます。今年もこの季節が巡ってきたんですね。

 

 この日10キロ 1時間15分 7´30"/㎞  4日間で42キロ。