五家荘 白鳥山のヤマシャクヤク

 5月19日(金)、この時期恒例の登山。どこに行くのか、相棒はどうしてもその季節にしか見られない花がないと心が動かない人なのでお任せ。

 本当は某山に登るつもりが、登山道入口直前で地震のため道が悪くなり断念。四駆ではありましたが、最低地上高がもっと高かったなら先に行けたでしょう。急遽目的地を変更。五家荘の白鳥山に向かいました。

P5190118.jpg

 宮崎県との県境、ここまでがまた遠い遠い。
P5190007_20170521221931d64.jpg

 雲一つないような最高の天気。キツツキのドラミング音やウグイスのさえずりなどを耳にしながら登っていきます。

 目当ては清楚なヤマシャクヤク。ちょうど見頃を迎えていました。
P5190016.jpg
P5190040.jpg
 頂上手前に群生地があります。

 登山道の入り口がすでに標高が高いので、ここまで来るのに大変だったという印象は皆無。
P5190059.jpg

 山頂から時雨岳方面に向かったところにも群生地。ここで弁当を食べることにしました。
P5190062.jpg

 見事でした。
P5190064.jpg

 でもね、山登りしてると残念に思うことがあるんですよね。それは山の荒廃ぶり

 一部の土地を囲ったネット(網)の内と外で土地の様子が全然違うのがお分かりでしょうか。
P5190014.jpg
 内側(中央より左側)は植物が密生。外側(右側)はまばら。

 これがもっとよく分かるかも。ネットの内側
P5190109.jpg

 ネットの外側
P5190110.jpg

 まるで違う植生。どうして?


P5190104.jpg

 シカの頭数が増えすぎて、鹿が食べられる植物はみな食べてしまっています。残っているのはシカが食べられない毒草バイケイソウの群落。他の草が生えているところにはバイケイソウが少なく、鹿が他の草を食べてしまうところでは、至る所でこの植物が群落を形成して繁茂しています。本来強勢を誇る植物ではなさそうなのですが。

 しかも枯死した木が倒れてネットを押しつぶし、用をなしていないネットもいくつかありました。


 下の写真は、一見天気もよくきれいな写真が撮れたように思えます。
P5190088.jpg
 しかし、植生が貧弱になっている山頂付近では、枯れた倒木、しかも枯死した大木も多い現状が。なぜ?どうして?


 でも、ヤマシャクヤクは鹿が食べない植物です。ですからここでは美しい花を楽しむことができるのです。複雑な思い。
P5190074.jpg


 登山慣れしたと思しき地元の方とくだんの惨状のことをお話しする機会がありました。やはり心配しておられる様子。シカが食べた後は草が生えない(酸性雨が降り、しかもシカの唾液が酸性)とおっしゃいますし、お隣の宮崎県側では犬を放し飼いにしている家々があるので、シカが警戒して植生が保たれているけれども、熊本県側ではそれがないのでシカが植物を食べ放題ともおっしゃっていました。(個人の意見です。本当かいな?)

 その方に、クリンソウ(九輪草)の群生地を教えていただき、登山の帰りに見てきました。
P5190135.jpg
 群生地の場所はとある場所としておきます。



追記がありますが、ニョロ系が出てきますので、苦手な人は見ないでください。



続きを読む

20キロウォーク、途中で中断になった、らしい、と後で知る

 5月12日、八代市で開かれた九州国際スリーデーマーチに参加してきました。今回は初日40キロ+二日目40キロに参加する気満々でした。

 でも、天気予報によると昼から雨になることは確実でした。それで急きょ20キロコースに変更。大雨に降られてまでウォーキングしたくありません。出発時間も40キロより1時間遅くなるので、睡眠時間も少しだけ余分に確保できますし。

 

 20キロ「アコウの樹コース」出発式。8時30分スタート。
P5120002.jpg

 20キロコースは外国人参加者が多いようです。ロシアからのグループ。大人数でした。
P5120004.jpg

 オランダからの参加者たち。出発前に英語で話しかけたら、Netherlandって日本語でなんて言うんだと聞かれて答えたらHolandaみたいに書いてましたね。
P5120005.jpg
 
 4.5キロ地点の金剛歩道橋。面白い造りの橋です。
P5120007.jpg

 6.4キロ地点、コースの名前になっているアコウの樹。ここで最初の湯茶接待。
P5120008.jpg

 最後の方から出発して、ついに先頭の「リーダー」に追いつきました。でも本当に速い人はリーダーを追い越してはるか数キロ先を進んでいるようです。
P5120011.jpg

 このお二人と会話しながら次の湯茶接待まで進みました。いやあ楽しかったな。年配の方はどちらかのウォーキング会の役員、若い方は八代市職員の方でした。
 お二人の役目では、マラソンのペースセッターのように厳密なペース配分で進むことは求められていないようです。でもだいたい時速6キロほどでしょうか。このまま行くと正午頃ゴールするだろうこと。でも雨雲が近づいているので11時過ぎから降るかもしれないことなどを教えてくださいました。
 市職員の方が履いておられたシューズが私のと同じ。やはりランナーでした。2回しかマラソンは経験ないとのことですが、サブ4達成なさったようです。マラソンランナーにとって、20キロウォークなんて軽いものでしょう。・・・と、私も思っていたんですが・・・



 11.2キロ地点の北原河川公園に到着。ここはチェックポイント。
P5120015.jpg
 今回は、チェックポイントがどこか、もらった地図に記されていません。湯茶接待に来て初めてそこがスタンプを受けなければならない場所だと分かる仕組みです。

 湯茶接待。早歩きで結構汗をかいていました。
P5120013.jpg

 手作りのお土産をいただきます。
P5120016.jpg
 年配者のパワーで運営されている感じでした。

 ここの湯茶接待で少々時間を取りすぎました。リーダーたちはいつの間にか出発し、私が出発するときはもうかなり先の方。歩いて追いつくのには時間がかかりそう。


 この後雨がぽつぽつ降り始めます。耳を澄ますと雷も鳴ってる。私は折り畳み傘とマラソンの時にもらったポンチョを準備しています。いつから使うかでしょうね。


 ここに来るまで全く気付かなかったのですが、なんと知り合いのお宅の前を通るではありませんか。久しぶりに訪問してしばし談笑。


 14~15キロ間にあった私設エイド
P5120017.jpg
 「持って行きなっせ」と言われ、八代特産のトマトとミニトマトをいただいて行きます。特にミニトマトが「うまかよ」とおっしゃられた通り、帰宅して食べたミニトマトは今まで食べたことのないほどの甘さ。これホントにトマト?レベル。ありがとうございました。家族にとても好評でした。



 雨がだんだん強くなってきて、雷も鳴り始めました。マズいなあ。※もちろん雨具をもう使用してます。



 商店街の中に歩みを進めます。

 八代社交飲食業組合(夜のお店)の皆様が提供してくださっているバナナ。最ものりが良かった私設エイドですね。
P5120019.jpg

 16.4キロ地点の八代城跡公園(チェックポイント)。 
P5120020.jpg
 10キロコースの人たちと合流しているので、人数が増えています。雷雨が随分ひどくなってきています。


 素晴らしい光景にちょうど出くわしました。
P5120021.jpg
 雨具を持っておらず濡れて歩いている参加者に、沿道で応援していた人が見かねて自分がさしていた傘を強いて渡して立ち去る場面。返さなくていいよって。
 私も一緒に見守っていましたが、この親切な方はすぐ近所の方のようで、ご自宅がどこか見当がついたので、たぶんこの参加者はあとで傘を返しに行かれただろうと思います。それにしても予報で雨が降るのが分かっているのに、雨具を持って来ていないのもどうかと思うのですが。


 ついにリーダーに追いつきました。
P5120022.jpg


 残すところ2キロもないところでついに本降りになりました
 リーダーの一人に何か連絡が入ったよう。二人は別行動となり、前を歩くのは一人になりました。
 傘を差してもダメ。ズボンもシューズも背中にしょったバッグもずぶ濡れ。
 なんとか12時5分にゴールしました。20キロを3時間30分かかりました。
 完歩証をいただいて、くじ引きでタオルが当たって終了。


 40キロの参加者たちはどうなったんでしょう。雷雨の中を歩くのでしょうか? 後で新聞で知ったのですが、どうも一つのコース以外は中断になったようです。


 正直20キロだからと高をくくっていました。今でも思います、たかが20キロ。でも今回は疲れ方が何か違うんですよね。普段痛まないところが痛いし、何か疲れ過ぎてる感じ。
 帰宅して何とか仕事をこなし、明日こそ本番の40キロと意気込む前に発熱。やっちまった。

 今年のウォーキングは40キロ+40キロ=80キロと思っていましたが、あえなく20キロで終了。この時期体調が優れないことが多いなと感じます。数年前は発熱したまま40キロ完歩して病気を治したという荒療治もやりましたが、さすがに今は自信が喪失ぎみ。

 でも来年こそ40+40。

太郎丸嶽 ⇒ 次郎丸嶽 ⇒ 鋸嶽 ⇒ 白嶽 ⇨ 蕗嶽

 平日に上天草市の太郎丸嶽・次郎丸嶽に登ってきました。

 今回のルートはこの赤い線の部分(合成してます)。GPSウォッチ・エプソンのSF-850で計測。
1209-00.jpg



 今泉集落の無料の登山用駐車場に止めてGPSを設定していざスタート。上のルートのスタート直後とゴール直前は同じ道を歩いているのにかなりずれが出てます。スタート直後の方が動作が不安定だったか。私は運動靴と登山靴を両方持って行きましたが、相棒は運動靴にし、私は迷った末に登山靴にしました。岩が多いらしく、マラソンを控えたこの時期に足首を捻りたくないのです。ただ靴下がトレイルラン用の薄めのもの(マラソン用より若干厚いけれど)。ここが登山素人、考えが甘かったですね。

 しばらく民家の並ぶ舗装道路を歩いていきます。

 イノシシから畑を守る電気柵があちこちにあります。今は太陽電池で動作するものなんですね。感心しました。
PC090294.jpg

 さていよいよ山の中へ。


 杖が少しだけ入っていました。借りようかと思いましたが、帰りにここを通るかどうかわからないのでパス。
PC090295.jpg

 「長寿の湧水」。飲用水になるものはここが最初で最後でした。私は1L飲み水を持って行ったのですが、結局足りませんでした。これも誤算でした。ここで汲めるようにしておけば良かったかも。
PC090296.jpg

 「遠見平」。ご覧のように遠見なんてできませんねえ。
PC090297.jpg

 太郎丸嶽と次郎丸嶽の分岐点に来ました。まずは右・太郎丸嶽に進みます。
PC090298.jpg

 シダ植物が道を隠さんばかりに生い茂っています。お正月によく見るウラジロでしょうか。登山道は岩がごつごつしています。太郎丸嶽の手前に一岩山ありますので、間違えないように。でもあっという間に目指す山頂に到着。



【太郎丸嶽制覇】
 標高281mです。海抜0あたりの平地から登ってきました。

 眼下に見えるのが先ほど通ってきた今泉集落。
PC090302.jpg

 山頂は大岩です。背景奥が次に目指す兄弟岳の「次郎丸嶽」(397m)。手前に一山ありますね。
PC090304.jpg

 先ほど見た分岐点まで戻ります。




【次郎丸嶽へ】
 いやはや、ここは急峻です。山頂は断崖を下から見上げる感じで、登れるんだろうかと思うほど。実際登山道は岩がごろごろしており、四肢を使って登るアスレチック気分。急なところにはロープもあるので、危険な気はしません。さすが太郎丸嶽より100mは高いだけあります。それでも397mなんですが。

 頂上直前に巨大な一枚岩が出現。ロープが何本も垂らしてあります。先を行く相棒が小さく見えます。
PC090310.jpg

 大岩をロープを使って登りきったところ。まあ、ロープが必要なのは最初の数メートルでしょうか。あとはロープ無しでも登れます。
PC090311.jpg

 ついに登頂。大岩の上で。
PC090314.jpg

 立っている大岩の先はというと・・・断崖絶壁です。
PC090315.jpg

 下をのぞき込むと・・・。万一落ちたら帰還叶いそうにありません。
PC090318.jpg

 頂上からは360度絶景が見られます。
PC090322.jpg

 あとで気づいたのですが、この岩が「亀次郎岩」(ライオン岩)と呼ばれる岩らしいです。亀ですよ亀。確かに甲羅から首を出してる感じか。でもライオンもふさわしいかも。
PC090324.jpg
 先端まで行けるとか。知っていたら行ったでしょうに。事前の予習不足でした。


【鋸嶽(のこだけ)へ】
 まだ正午にもなっていません。もう終わりかと思っていると、相棒によると次は「観海アルプス」に向かうとのこと。今回の行程を決めるのには私は関与していません。この時点でほかの山にも登ると初めて知りました。相棒の計画のまま。登った道とは違った道で「観海アルプス」に向かいます。それにしても面白い名前を付けたもんだ。

  「小鳥峠」への道を下山。何ともかわいらしい峠の名前ではありませんか。

 でもかなり腹が減りました。おまけに靴の中でじわじわ足が痛くなっています。水も節約しながら飲んでいるし、非常に疲れました。冬ですが汗もかなりかいています。小鳥峠までの道は非常に長く感じました。もう帰ってもいいけどな。

 こうなると写真も撮りたくなくなります。よってしばらく写真は無し。

 やっと舗装道路に出ました。心の中では帰ろうという気持ちが強まります。でも相棒は次の山へ行くと。仕方ない。重い足取りで舗装道路からまた山道へ。

 足が上がりません。でも息は上がります。足にはマメでもできそうです。
 ついに斜面の途中で昼食をとることになりました。見晴らしの良い所で食べたかったのですが仕方ありません。体が動かないのですから。12時半くらいだったでしょうか。水の懸念を相棒に話すと、相棒は2L持ってきていると。そのうちの500mLを分けてもらえることになりました。これで節約して飲まなくて済みます。
 ついでに、着替えのために持ってきていた普通の靴下を重ね履きすることに。これで足の痛みが随分減りました。やはり分厚い靴下が必要です。

 山の斜面で食事をして良かったと思います。この後の鋸嶽への登山道は、ほんとにここは正規の登山道?獣道じゃない?というほどの、はいつくばって登るような斜面でした。岩場ではなく土の斜面で、ジグザグに上るというより、真っ直ぐ上に登る感じ。栄養補給をしてなかったら、途中で立ち往生していたかもしれません。
 ここがその登山道を登り切ったところ。赤いテープが木についているだけで、案内板もなく、知らない人はここから小鳥峠の方に戻ることはできなさそうな道でした。恐るべし。
PC090335.jpg
 しかも登り切った先の道は、きちんと整備されたきれいな道。今までの道とは全然違う人の手が入った道。「観海アルプス」の道は歩きやすい道でした。

 「鋸嶽」(347m)制覇。山頂はそれらしくありません。ちょっと歩いたところに展望台があるのですが、そちらがどちらかというと山頂っぽい。
PC090339.jpg



 【四峰目の白嶽へ】
 鋸嶽から下りると、そこは湿地帯がある場所。興味が出て「不動の滝」へ寄り道。
PC090345.jpg

 この滝下の流れの中には、スリムな体型の魚が泳いでいました。今の時期は餌も少なかろうと、パン屑などを投げ入れると、大小の魚が先を争って餌に群がります。しばし癒されるぅ。でも、相棒は先を急がせるぅ。

 ほんとよく整備された歩きやすい道でした。でも、この頃足の指先が痛いと言い始める相棒。一方見違えるほど元気になった私。

 ついに「白嶽」(347m)山頂へ。
PC090356.jpg
 ここも山頂から真下へ落ちる急峻な山頂です。
PC090357.jpg

 「観海アルプス」、確かに。海が見える絶景の場所でしょう。かすんでいなかったらもっと美しかったんでしょうね。
PC090352.jpg


【観海アルプスを歩く】
 北へ向かって登山道を歩きます。なるほど右手東側に海がしばしば見えます。しかも山が連なっています。先ほど登った白嶽の山頂は絶壁ですね。
PC090361_20161213145251570.jpg

 途中、十字路に出ました。蕗嶽(つわたけ)を示す標識がどこにもありません。どちらに行くか迷っていると、山の中で仕事をしておられる方がちょうど私たちの方へ近づいて来られます。道を尋ねると、蕗嶽への道を教えてくださり、しかもあとで改めて感心したのですが、教えてくださった詳細な情報がすべてその通りでした。蕗嶽にはその予定だと今日は行けないでしょうね。途中下の集落に下る早道があり4時ごろに着きますよ、などなど。

 途中季節外れの花が。
PC090362.jpg

 本日の五峰目「蕗嶽」(320m)は分岐点からさほど遠くありませんし、実際目に見えていますが、その後の仕事の予定があるのと足が痛いのもあって今回は断念。ここに来るまでの登りの数が、先ほど教えてもらった数と一致。
PC090363.jpg

 このころ、登山靴で来るべきだったと愚痴る相棒。確かにアップダウンの激しい10キロほど山道を歩いていますからね。

 そして急峻な下り坂。
PC090364.jpg

 これまた教えてもらった通り、車を置いている今泉集落へつながる早道が出現。新しめのブルーの看板がありました。
PC090365.jpg
 この道、鉄塔の下を通る道。たぶん鉄塔の管理に使っている道ではないかと思われます。

 茂った木々の中を抜けて、ついにふもとの集落へ。
PC090366.jpg


 駐車場に戻ったのは確かに4時頃。すべてあの方のおっしゃったとおりでした。



【まとめ】
 活動量計付きGPSウォッチで、総走行距離12キロ。山道でこの数字ですから、結構ハードでした。約2万5,000歩。総消費カロリーは3,500kcal超。マラソンを走って5万歩越え、4,000cal前後なので、この数字が正しければ結構エネルギーを使ったことになります。
tarojiro.jpg
 上図の各山の標高数値はかなり正確だと思います。

 靴下の重ね履きのおかげで、足は随分ダメージをとどめられました。太郎丸嶽・次郎丸嶽なら運動靴でもいいでしょうが、今日の行程を歩くには、登山靴が必要だでしょう。冬場でも水は最低1.5Lほどは持って行きましょう。自分が持ってきた1Lの水では足りませんでした。相棒からもらった水でずいぶん体力が回復しました。

 太郎丸嶽・次郎丸嶽は眺望の良さと岩場のスリルがありました。特に次郎丸嶽は低い山ながら、九州百名山の一つに数えられています。確かにそれに値すると思いました。また改めて登りたいものです。観海アルプスは、文字通り海を見ながら縦走できます。こちらは道が歩きやすいように整備されています。

 筋肉痛がその後二日間ほど続きました。

幻のウォーキング大会

P5190007.jpg

 第22回 九州国際スリーデーマーチ2016 5月13,14,15日に開催


・・・・・・される予定でした。


 でも、熊本地震で中止。幻の大会となりました。


 事前に払い込んだ参加料1,800円は、規定により返金されず、代わりに参加記念品等が送られてきました。その時の封筒には「がんばろう くまもと!!」の文字。・・・・高額でもないし仕方ないかと諦めました。マラソンだったらもっと高いので、きっとクレームが来るでしょう。


 今までは独りで参加していましたが、今回は手話会の仲間と二人で参加する予定でした。その仲間も、震災で住んでいたアパートが半壊し、引っ越しを余儀なくされています。


P5190004.jpg
 送られてきたものはこれ。「コース図」、「大会記念バッジ」、「大会記念品(畳コースター、日奈久竹箸)」、「協賛社提供品」。それと最初の画像の「大会誌」。


 二人一緒に参加する予定だったのは、金曜または土曜の40キロコースのどちらか。でも、私はといえば、両日各40キロ合計80キロを歩く気満々でした。ちなみに、三日間のうち何日参加しても参加料は同じです。

 コース図を見ると、土曜日は「日奈久温泉街と新緑球磨川コース」。日奈久温泉といえば、熊本地震の際に盛んに報道されていた「日奈久断層」と同じ名前なので、温泉地は風評被害で閑古鳥が鳴いている状況です。気の毒です。

 これと同様のコースは過去2度歩いています。最初に、球磨川沿いを意気揚々と歩き、午後暑い時間に、面白みのない単調な水田の多い平地をヘロヘロになりながら歩きました。五月とはいえ、太陽の焼けるような熱を辛く思いました。しかし今回は、最初元気なうちに平地を歩き、午後の強烈な日射しの中で、球磨川沿いを歩く予定だったようです。川沿いならば、だいぶ暑さが和らいだだろうと想像します。これは良コースに変更されていると思いました。それに私が大好きな○○ウォッチングも楽しめたでしょうし。う~ん残念。


P5190006.jpg
 大会記念バッジは、震災中止大会ということでレアになるでしょうか。


 来年楽しみにしたいと思います。

冬のオルレ 天草・松島コース

 九州オルレの天草・松島コースを歩いてきました。私は2回目(前回の記事はコチラ)。本当はもっと気候の良い時に行きたかったのですが、延びに延びました。今回違うのは独りではないこと。登山のいつもの相方と一緒。

 この日は12月に入って一番寒い日でした。夜中、突然雨が降ってきたと思ったら、すぐに大きな音に変わりました。なんと雹が降って来たのです。オルレ行き、大丈夫だろうか。
PC040001.jpg

 朝起きてみると曇天。しかもかなり寒い。天草に南下するにつれ、曇り具合がさらにひどくなり、時折小雨がぱらつく天候。しかも行きは途中までコペンでオープン走行。肩から上は冷たく、足腰は暖房で暖かい、これがいわゆる“露天風呂”みたいでした。まずはゴール地点、足湯のある港の駐車場を目指します。

 前回は、駐車場のある「松島」からスタート地点の「知十」までの約5キロを、独りランニングをしました。でも今回はバスで行くことにします。
PC040007.jpg

 路線バスの本数はやはり多くありません。それでも、熊本と天草・本渡を結ぶ快速バスがちょうど来たので乗ることができました。10分もかからず目的の「知十」バス停に到着。280円也。
PC040008.jpg

 オルレのスタート地点が非常に分かりにくかったですが、この1年のうちに改善されていました。案内板が設置されていたのです。向かいの床屋は前回親切にスタート地点を教えてくださったところ。
PC040009.jpg

 スタート地点の知十観音。
PC040010.jpg

 顔が隠れてしまいましたが月光仮面がお出迎え。
PC040011.jpg

 スタートして間もなくコースを外れ、滝を見に行きます。御手洗滝。今回は滑って転倒しないように細心の注意。
PC040012.jpg

 のどかな田園地帯、ヒマワリ?が咲いています。晴れてたらもっと気分が盛り上がったのに。おまけに寒い。
PC040014.jpg

 雑木林を抜け、知十海岸(1.7km地点)沿いを歩きます。
PC040015.jpg

 その後、ひたすら長い田んぼの中の一本道を歩いてきました。ここから山道に入ります(4.3km地点) 。
PC040017.jpg

 途中の山道は今回はそんなに体に堪えませんでした。それもそのはず、スタート地点までバスで来たからです。今回はあっという間に上まで登ったという感じ。それでも寒いなか汗はかきます。マラソン用の下着を着ていたので、そこまで不快になりません。

 そして、やはりオルレのコースを外れて、千元森嶽を目指します。ここはよじ登らなければならない岩山。
PC040019.jpg

 階段が据え付けてあります。相方は登山経験豊富なため、私より年上なのにガンガン登ります。置いて行かれそうになります。それまでは私が先を歩いていたのに。
PC040020.jpg

PC040021.jpg

 ロープがあるところを上から撮影。相方は、このくらいロープ要らんわ、と言います。遠くにうっすらと見える景色から、この辺りが周辺より高い所だとわかります。
PC040022.jpg

 頂上に到達(5.5km地点)。こんなの楽なうちだとのたまう相方。私にはスリルがあるけど。

 見晴らしの良いここで、本来なら弁当を食べれば良いのですが、風が吹いて寒くてそれどころではありません。もちろん体を動かしている分には寒さをさほど感じないんですが、その場にとどまるのは無理。早々に退散します。ここから見る景色は見事でした。遠くは三角岳や天草一号橋も見えます。もしかしたら天草五橋すべて見えるんじゃないでしょうか。北側の空がこのあたりの空より明るい。こちらも早く回復してくれ。





 千元森嶽から先はほぼ下り。オルレのコースに戻って、青年の家を囲むように山道を歩きます。トレイルランナーになった気分で独り楽しんだりしました。そして、千厳山の山頂(7.3km地点)まで移動し、風をやや避けられる場所でやっと昼食。でも、そこでもそんなに長く座っていられませんでした。早々に移動することに。

 コースに突然現れた数台の長いすべり台。無邪気にすべってみますが、滑らないすべり台でした。ただ、前回このような設備を見た記憶がないので、この少し前で道しるべを見落として、コースを逸脱したようです。
PC040040.jpg

 しかし、山の中にコースを示す赤青のリボンがぶら下がっているのを見つけ出し、間もなくコースに復帰しました。

 巨石群(7.8km地点)。前回は気づきませんでしたが、巨石の間を通り抜けられました。
PC040044.jpg

 巨石と木が癒着しています。どれくらいの年月が経っているのでしょう。
PC040046.jpg

 なるほど巨石。これが一番大きいと思われますが、ほかにも石がゴロゴロ。
PC040048.jpg

 再びプチ・トレイルラン。途中見つけた、まるで弾丸が貫通したかのような木々。何かの病気か虫食いでしょうか?
PC040050.jpg

 山を下りると湿地帯が現れます。その中の一本道を歩いてきます。
PC040053.jpg

 人家がやっと現れてきました。ゴールは近い。ある民家の庭先にあった、きれいに刈り込まれた見事なもみじに驚嘆しました。
PC040055.jpg

 松島観光ホテル岬亭(9.3km地点)の敷地の中がコースになっています。相方は珍しそうでした。前回その敷地の出口で、どちらに行けばよいのか迷いましたが、今回改善され、進むべき道がしっかりと、はっきりと、表示されていました。
PC040058.jpg

 天草五橋の五号橋を海辺から眺めます。天候もだいぶ回復してきました。
PC040059.jpg

 ついにゴール地点(11.1km)に到達。愛車コペンに再会。
PC040060.jpg

 本日の距離(GPSウォッチによる)
 ◆11.76km(寄り道含む)  3時間40分

 最初にバスを利用したために、前回よりはるかに疲労が少ない。あっという間にコースを歩いた感じです。晴れてなくても、寒くても、楽しめましたが、やはり外が明るい方が心も弾みます。