2017牧柵補修ボランティア - 町古閑牧野


 昨年に続いて阿蘇・町古閑牧野の牧柵補修ボランティアに参加してきました

 いろいろあって前日4時間半しか寝ていません。朝も6時15分に自宅を出発し、途中朝食を急いで食べて、到着したのが8時45分。9時集合に間に合いましたが、地震直後だった昨年より時間がかかっています。熊本市内はあっという間に通過しましたが、ミルクロードが入口から峠までかなり渋滞しました。

 今回参加のボランティアさんは9名。半数以上は名前もすぐ出る見知った顔ぶれ。天気は快晴ですが、朝の町古閑は強風が吹いて、非常に寒かったです。

 手前から奥に強風が吹いています。草が輝いてまるで川の流れのよう。実に美しい光景でした。
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 今回は地元二人にボランティア二人が加わって班を作り、それぞれ散らばっていきます。

 切れたりひどく錆びたりしている有刺鉄線を真新しいものと張り替えていきます。
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 気づいた方はいらっしゃるでしょうか。ボランティアの数が奇数だったことに。二人組を作る際にどうしても一人余るのです。

 組分けの際、牧野組合長の横にいたもんだから、私が一人だけ指名されて、組合長の班に入りました。班は組合長、組合員の女性、私の3人だけでした。私が作業にそこそこ手馴れているものだから、女性の方が珍しがって‟組合長、いい弟子を連れてきたねえ”とおっしゃる。
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 野焼きの後には草が芽吹き始めています。群生したキスミレ。
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 鉄線を固定するための金具が残っているところでは、それを再利用して張っていきます。これはやり方を教えてもらって、私が初めて張りました。どうだ!(まだまだ!)
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 少しの時間ゼンマイ採りをさせていただきました。家族への土産。
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 午前中たっぷり仕事をしてお昼になりました。
 野焼きと違い、この作業の時はお弁当が牧野から提供されます。
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 食事後は午後の作業開始まで自分の車の中でうつらうつら。今日はコペンではなく普通車で来たので、シートを倒して休めました。



 午後から、仕事をやり残した現場に戻って作業再開。

 牛の水飲み場にたまった水の中ではオタマジャクシがたくさん泳いでいました。まだ冷え込みそうな場所なのに、もう発生していたのがとても意外でした。しかも丸々と育ってます。高速で水面に円を描くミズスマシのペアや、どこからか飛んできたアメンボも生息。
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 午後はひたすら黙々と作業を進めます。

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 ボランティアは4時頃作業終了しました。他のボランティアさんも異論はないと思いますが、私は組合長の指揮のもとたぶん他のボランティアさんと比べて2倍くらい働いています(笑)。
 お土産にイチゴをいただきました。その後地元の方々はいらっしゃらなくなったので、作業に戻られたのではないかと思います。まだ牧野全体の半分くらいしか作業は終わっていないとのこと。とりあえず当面の放牧はできるそうです。阿蘇で一番大きな牧野ですからね。
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 カウボーイハットの上、奥の方に煙がたなびいているのが写って・・・・・ないか。煙が上がっていたんですよ。本日午後から開催された波野・坂の上牧野の野焼きの煙でした。


 いただいた温泉券でひと風呂浴びて帰宅。



2017野焼き支援ボランティア(3)-高森・蔵地牧野


 今季3度目の野焼き支援ボランティア、今回は高森町の蔵地牧野に行ってきました。

 高森東小学校正門前に9時集合ということで、朝6時半に自宅を出発し、途中朝食をとりながら約2時間かけて向かいました。高森(町中)には野ボラでたびたび行きますが、今回はそれよりはるかに奥まった場所にありました。コペンでカーブをぐいぐい走りましたが、高森からが意外と遠かったという印象。県境に近く、地元の方もおっしゃっていましたが、宮崎県の高千穂や大分県の竹田に出るのと、高森の町中に出るのはあまり変わらないとのこと。

 集合場所の高森東小学校は中学校と隣接しており、この4月からその中学校と一緒になり県下で最初の義務教育学校、「高森東学園義務教育学校」となりました。その駐車場に車を止めさせていただき、ミーティング。


 幼稚園がすぐ隣にあり、野焼きに出かけるときには、園児たちや保育士さんからの声援がありました。うれしいですね。


 今日は2か所を焼きます。
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 この野焼きで、大きな野ウサギが逃げていくのを見ました。鹿もいたらしい。

 午前中最も火が上がったシーン。(リーダーの許可を得て撮影しています)。
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 地元の方々はよく組織されていました。前日の神原(こおら)牧野の野焼きと今日の蔵地牧野の野焼きは相互に助け合っているそうです。 その中で特に素晴らしいと思ったのは、参加した地元の方もヘルメットをかぶり、お揃いの(難燃性)ユニフォームを着ておられたところです。グリーンストックで研修を受けたあと導入したとのこと。身なりがきちんとしており、どこかの会社の方が参加されているのかと錯覚するほど。これはぜひすべての牧野で導入してほしいですね。
 また、隣地との境が狭い場所では、動噴を使って隣地の草や木々に水を掛け、延焼を防いでいきます。今回は動噴がなくても可能では?とも思いましたが、実に丁寧に進めていかれました。


 遠くに阿蘇五岳のひとつ根子岳が見えます。気持ちがいいですね。なお、歩いている畑は未作付けですのでご心配なく。
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 午後からは別の場所に移動して野焼き。

 午後からは、燃えた!燃えた! 私にとっての今季最高の燃え方でした。あまりに火の勢いが強くて足が速く、小屋に火が迫る勢い。あわてて迎え火を放ち、手近にあったホースで草に水を撒き、何とかくい止めました。


 戦のあとの休憩時間。
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 タイミングよくオロナミンCの差し入れがあり、ほんとありがたかったです。生き返ったぁ。


 3時ごろ終了。


 平日の野焼きだと、たいてい私が最年少であることが多いのですが、今回は42歳の方がいらっしゃり、私は下から2番目でした。また前日の神原牧野の野焼きから明日以降の野焼きまで連続して参加なさっているボランティアさんもいらっしゃいました。しかも長崎市や福岡市から。
 宮崎県都城市から参加の方は、片道4時間半かかる道のりを車でひた走り、今季6か所目とかおっしゃっていました。もちろん泊まり込み。それでも今年から野ボラに参加し始められたそうで、きっかけは、熊本県西原村の震災ボラで一緒だった久留米の人の野ボラヘルメットを見たこと。(ああ、山じじいさんのことね、彼こそTVで紹介されるべきだと思う)。それ以来野ボラにはまっておられるようでした。
 F氏、70代にもかかわらず前日も今日もジェットシューター。足腰が弱らないために進んで担いでおられるよう。これができなくなったら引退だと。そんなおっしゃらないでください。


 今回のいただきもの。
◎ ペットボトルのお茶500mL、最終的に2本。
◎ オロナミンC。
◎ 温泉券2枚(高森温泉館の無料入浴券と月廻り温泉に200円で入れる割引券)。
◎ そして最後に、自家製しいたけと漬物(家族へのお土産になる)。

 

2017野焼き支援ボランティア(2)-花咲盛-ついに国際化!外国人ボランティア

 私にとって今季2度目の野焼き支援ボランティアにやっと行ってきました。これまで何度も申し込んでいたのですが、これまですべて雨で中止。

 場所は高森町・花咲盛(はなさきもり)野草園。午前10時集合。7時45分に家を出たのですが、熊本市内で大渋滞にはまり、15分前に到着しました。2時間かかったことになります。焦りました。
 熊本地震で被害を受けた俵山ルートが、迂回路を使って利用できるようになっていました。迂回部分は二か所あり、特に俵山トンネルに入る直前には急カーブがあって暗闇に突入するので、ジェットコースターにでも乗っている気分。コペンが路面によく吸い付くのでカーブが面白いこと。

 花咲盛の野焼きでは、オーナーご夫婦やいつも火付けを指揮する長老もご健在でした。でも野焼きする範囲は、いつもの三分の二ほどか。

 珍しいことに、ボランティアの中に外国人の男性がいらっしゃいました。何でも今年初心者研修会を受講して、晴れてボランティアになったそうです。


 オーストリア・ウィーン在住のドイツ人。英語も日本語も堪能。お仕事は「プロフェッサー」、そう大学教授。すでに野焼きに何度か参加しておられるようで、皆に「トムさん」と呼ばれていました。今回班は別でしたが、共にジェットシューター係をしました。
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 これまで数日晴天が続いていたおかげで、今日はよく燃えました。(リーダーの許可を得て撮影しています)
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 作業はいつものように午前中で終了。午後から降る予定の雨が、ちょうど火消しの雨になるでしょう。今回はご近所の方のご厚意で、おいしいおにぎりや漬物、揚げパン、熱いお茶がふるまわれました。ありがとうございました。



 彼らはなんと自転車で現場に来ていました。ここに来る途中で実は彼らを追い越したんですよね。まさか彼らが同じ野焼きボランティアとは思いもしませんでした。自転車で現場に来た人は初めて見ました。ちなみに奥様は見学のみ。
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 野草の芽吹きはまだです。フキノトウがたくさん生えていましたが、それでも時期的に少し遅いでしょうか。

 何の花か分かりませんが満開。
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 オーナーは野草の芽吹きから観察するととても興味深いとおっしゃいます。しかし、今から見ごろという時に盗掘されることもあるとのこと。今年もスコップをいくつも回収したそうです。見つかりそうになって慌てて置いて行ったのか、目指す野草を手に入れて用無しということで捨てていくのか。困ったものです。


 いただいた温泉券を利用して、白水温泉・瑠璃でひと風呂浴びて帰宅しました。夕方から仕事。



2017野焼き支援ボランティア(1)-草千里ヶ浜 復興への狼煙(後編)


 今日(2/8)の野焼きは、開始時間が明確に決まっています。

 12:30 式典
 13:00 野焼き開始

 昼食後はたっぷり時間がありました。私は愛車コペンの中で午睡。
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 12:30 点火式:阿蘇市長や環境省(?)関係者の挨拶。国立公園満喫プロジェクトに、阿蘇くじゅう国立公園が選定されているとか。
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 阿蘇市のゆるキャラ「あか牛くん」も出席。
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 私が所属した班には、13台のジェットシューターと3本の火消し棒が準備してありました。ジェットシューターがいつもよりかなり多い状況です。班内では私が最年少っぽいですし、いつもなら重いジェットシューターを積極的に背負うのですが、一週間後のフルマラソンに備え、今回は免除してもらいました。久しぶりの火消し棒使い。



 さて、1時開始に備えて、いざ出陣。TVカメラが私たちに向けられます。草千里ヶ浜にずんずん足を踏み入れます。私たちは中央奥やや左手に陣取りました。
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 上空では4機ほどのヘリコプターが飛んでいます。防災ヘリか取材ヘリ。

 1時に草千里ヶ浜の両端から火入れ。まだ火が遠いので、リーダーの許可のもと撮影。
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 大火が草を舐め尽します。
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 燃える、燃える。
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 やがて草丈の低い自分たちのところにも火が入ります。風下で煙い煙い。動噴があったから良かったものの、なければ火があっという間に広がりそうです。草が燃えて黒い防火帯がある程度できたなら、どんどん火を消していきます。今日は火消し棒が重労働だったりして。
 低木は枯草ととともに炎で包まれます。ミヤマキリシマはそれでも春には芽吹くそうです。

 野焼きは1時間ほどで終了。駐車場に戻るボランティアたち。
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 列がいつの間にかできているのが面白い。このころは結構寒くなってきています。明日は寒波の予報ですので、この黒い大地も一面雪で覆われるでしょうね。
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 草千里ヶ浜を出たところで、手話に遭遇。こちらから話しかけると、先方はかなりびっくり。野焼きボランティアから手話で話しかけられるとは夢にも思わなかったでしょう。手話で会話が弾みました。宮崎から野焼きを見に来たろう者三人ででした。
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 最後の集まりで、県知事は現地にいらっしゃいませんでしたが、今日の草千里ヶ浜の野焼きを「復興の狼煙(のろし)」とするとの県知事の言葉が紹介されました



 阿蘇市のフラッシュニュースより。 

(初っ端に映っちゃってますねえw)

国立公園満喫プロジェクト

政府全体で、2020年の訪日外国人旅行者数を4,000万人とする施策に取り組みます。そのひとつとして環境省では、国立公園の「ナショナルパーク」としてのブランド化を目指し、まずは8か所の国立公園で、「国立公園ステップアッププログラム2020」を策定し、訪日外国人を惹きつける取組を計画的、集中的に実施します。



前編はこちら

2017野焼き支援ボランティア(1)-草千里ヶ浜 復興への狼煙(前編)

 2月8日(水曜)、2017年初めての野焼き支援ボランティアに参加してきました。今回は阿蘇・草千里。この日の野焼きは、全国ニュースでも放送されていましたね。通常の野焼きとは違う特別な位置づけの野焼き。

 ミルクロードの渋滞を考慮し、余裕をもって6時30分に自宅を出発。阿蘇駅からの登山道しか開通していないので、熊本市内からは遠回りになります。登山道も片側通行の部分があり、地震の被害はまだ深刻です。

 3キロ先の火口は、先日噴火警戒レベルが最低の1に引き下げられたばかり。
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 延期に次ぐ延期で、平日に開催されました。平日男のわたしは早速申し込みました。平日ゆえにボランティアの人数は少ないだろうと思っていたら、予想が外れました。55人参加です。

 変な雲。境目が線状。この後だんだん雲が多くなってきました。
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 飼い犬を連れたボランティアさんもいらっしゃいました(笑)。
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 野焼きのため10時より草千里内は立ち入り禁止⛔です。
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 野焼きは午前中は行なわれません。午前の作業は飛び火防止のための草寄せ。

 草千里の中の池は凍って、模様がきれい。
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 午前の作業は予定より早く11時前に終了。30分予定を繰り上げて11時から食事。今回の野焼きは食事の提供がありました。
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 お隣のテーブルで一人食べておられる方がいらっしゃったので声をかけます。初心者研修会を今年受けたばかりで、今回野焼きに初参加の方でした。私より年上の方でしたが、今回参加者に年配の方々が多く、知り合いがおらず、場違いな思いを持っておられたました。しばらくお話ししましたが、最後には「話しかけてくださりありがとうございました」とおっしゃいました。野焼きボランティア、これからも続けて欲しいですね。


 カレーをいただきました。カレー自体が阿蘇のカルデラ、あるいは草千里の風景のよう。
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 後編に続く