みんなで海の幸を楽しむプラン - ホテル竜宮

 親父が死んで1年経ちました。家族で親父の思い出を語り合うために、親父が好きだった海の幸を楽しめる天草に行ってきました。

 天草松島温泉「ホテル竜宮」、ここが「竜宮荘」?だった時、若い親父が同じ仕事の仲間でよく泊まりに行っていた旅館です。でも今は随分立派になって、おしゃれな施設が併設されたホテルになっています。私たちは今まで泊まったことがありませんでした。というのも他のホテルよりも若干値段が高めだからだったからです。でも、今回次のプランを見つけたために、両家の母を連れて4人で行ってきました。

◎【3名様以上限定】みんなで海の幸を楽しむプラン - 本館・和室10畳
伊勢海老&平目の活き造りが付いてこの価格 12,600円/一人



 ホテルのキャノピーに到着するなり、スタッフが出てきて歓迎、荷物を持ってくれます。そして車を駐車場に持って行ってくれました。それもそのはず駐車場が一段下にあるためです。まあ当たり前のサービスかもしれませんが、少し洗練された感じが、上天草市周辺の他のホテルとは少し違うと感じました。

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 露天風呂付き客室「天使の梯子」のロビー。ここらでは珍しい最高級の部屋で値段もそれ相応です。いつかは泊まってみたい。
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 「さらさ館」。三階建ての新館にあたるところか。ここも十分きれいで雰囲気良さそう。
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 でも、今回は「本館」5階和室。足元までガラスがあって海がよく見えます。到着した日はあいにく雲が多くて夕陽を見ることができませんでした。
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 眼下には船着場が。
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 夕食は部屋食でした。

冬のお献立

天草季節の前菜
平目の姿造り
蛸の柔らか煮
伊勢海老のお造り
河豚真蒸のお吸い物
鮑の陶板焼き
豆乳茶碗蒸しズワイ蟹餡掛け
河豚チゲ鍋
鱸のムニエル
季節の炊き込みご飯
伊勢海老のお味噌汁
アップルケーキと季節の果物



 ◎天草季節の前菜(ナマコ、緋扇貝、天草大王、鰆)
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 ◎伊勢海老のお造り。あまり大きくない伊勢海老でしたねえ。
 昨年9月、入院直前の親父がテレビを観て食べたいと言った料理で、急遽探して食べに連れて行きました。ほんとに最後になってしまいましたけど。
 私も正式には2度目。刺身の量はわずかでした。でもこのあとお皿が下げられ、味噌汁に変身します。
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 ◎蛸の柔らか煮、いわゆる蛸ステーキです。これは絶品でした。年配者でも噛み切れるほど柔らかく煮込んであります。味付けもよく、切り分けたタコがどんどん無くなっていきます。今まで食べたタコステーキの中で一番でした。
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 ◎平目を期待していたのですが、残念ながら仕入れの都合でシマアジのお造り。しかも一部に申し訳ない程度に鯛の刺身が5,6切れ載っている一品。シマアジには悪いのですが、この魚をあまりよく知らないし、刺身であまり食べたことがなかったため、自分や家族の中ではランクが下がった感じがしました。食味は平目がうまいと思うんですが。年配者には分厚い部分が噛み切れませんので不評でした。私も同感。せめて薄く切って欲しかった。
 最後まで残っちゃって、母なんてあとで出てくるチゲ鍋に入れて、火を通して食べていました。これだと噛み切れるんです。それでも残ったので…。
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 ◎鮑の陶板焼き。生きている新鮮なアワビでした。
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 以前食べた鮑のせいで硬いというイメージがあったんですが、この鮑は全然違いました。適度な弾力があるにもかかわらず簡単に噛み切れて美味しかったです。アワビのイメージがガラッと変わった瞬間でした。
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 ◎河豚チゲ鍋の食材。汁の入った、浅い金属鍋が個別に準備してあります。
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 ◎スズキのムニエル。 いろいろな調理方法で出てくるので、結構食べていますが、食が進みます。
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 ◎炊き込みご飯には鯛が入っています。
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 それを目の前で炊いて
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 出来上がり。これは味付けが絶妙で、何杯でもおかわりできそう。特におこげ部分は香ばしくて最高。
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 ◎伊勢海老の味噌汁。
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 写真を撮り損ねたのですが、家族には「河豚真蒸のお吸い物」もとても好評でした。

 こうして見ていくと、結構食べていますね。女性陣は最後まで行き着く自信がなかったようなのですが、年配者たちでも全部食べることができました。食事中、親父の思い出の写真を見たり、思い出話をしたりしながら、2時間半かけていただきました。「2時間半」もですよ! 食事にこんなに長くかけた経験はあまりありません。親切な仲居さんが嫌な顔ひとつせず給仕してくださいました。

 今まで上天草でいろんなところに泊まったのですが、料理は一番おいしかったと言えます。
 実はこの海鮮づくし、親父が好きだったというのもあるのですが、私も好きで私主導で決めたものでした。食べるまでは母も妻も、海鮮ばかり食べてもねえ、と言って、実は大喜びではなかったのです。でもそれを覆し、最後までとても美味しく頂けたそうです。

 ただ、このホテル、共同のお風呂は並でした。本館最上階に夕陽を眺められる大浴場がありますが、浴槽は一つだけ。サウナがあるわけでもありません。それを売りにはしていないようです。ゆえにいつもは何度か入る温泉に、今回は一度しか入りませんでした。しかし、予算によって風呂付部屋も選べますし、併設の貸切露天風呂・海ほたるを利用できます(宿泊者は割安料金)。そういう意味では、よく計算され、考えられた、バランスの良いホテルかもしれません。





 翌朝は一転して快晴。遠く、頂に雪を冠した雲仙普賢岳(長崎県)が見えました。
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 朝食前に、天草五橋のうち四号橋から二号橋の間往復5キロをジョギング。前日かなり食べたので調子を整える意味もあります。天草五橋を走って渡ったのは初めてです。
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 晴れているとはいえ寒さが厳しい中、橋の下で釣りをする人も。
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 朝食は別会場でバイキングでした。和洋中の多種多様な料理が並べてありました。その中で特に美味しかったのがコレ、鯛茶漬けです。
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 上天草の主要ホテルにいろいろと泊まった中で、今回が一番良かったというのが家族の総意。スタッフや仲居さんたちの心配りもひとつ頭抜けている印象でした。





天草松島温泉・ホテル竜宮
〒861-6102 熊本県上天草市松島町合津6136
TEL:0969-56-3333
http://www.ryugu.net/index.html

心地よい敗北

 2年弱に一度、胃と腸の内視鏡検査を受けています。体が資本なので、定期検査は必須。

 検査に備えて、前々日から消化の良いものを食べ、前日は一日お粥か素うどんのみ。さらに前日夜には、前処置として、水に溶かした2Lの腸管洗浄剤スクリットを2時間かけて飲まなければなりません。これが辛いと言う人が多いのですが、私はそんなに思ったことはありません。ただ美味しいものではないので、少しでも飲みやすくするため今回はマンゴー味のフレーバーを加えて飲みました。

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 この袋を見て思ったのですが、どうして「137.155g」という中途半端な数字になっているんでしょうね。どなたか教えてください。


 検査当日朝は、医療機関で1Lのスクリットを飲みました。軽い軽い! そして強制的に出すものに粒が見えなくなったら合格。そうなるとお尻に穴の開いた紙パンツに着替えて、寝台に横たわります。

 寝台に乗った後の手順は次の通り。この手順の最後の最後に私が好きな瞬間がやってきます。

 ◎ 紙コップに入った胃の泡をとる薬(まず~い!)を飲み、左側を下にして横向きに寝ます。
 ◎ 右腕に血圧を測定するバンドを巻き、血圧測定。
 ◎ 左手の静脈に生食の点滴を打ち、針が抜けないようテーピングします。
 ◎ 左手の人差指に、血中酸素濃度を測定する器具を付けます。
 ◎ 右肩に胃腸の動きを止める注射を打ちます。これ、結構痛い。
 ◎ 噴射式の麻酔剤を大口を開けたのどに吹きかけます。すぐしびれだすのでつばが飲み込みにくくなります。
 ◎ 口にマウスピースをはめ、胃の内視鏡検査の準備が整います。

 そして最後に眠気を催す注射を、点滴の管を使って注射します。薬が静脈に入る時に、“血管が少し痛くなりますよ”と決まって言われます。確かに最初の頃は痛みを敏感に感じていたのですが、慣れてくるのか、今日はかすかに刺激を感じる程度。その際、絶対に起きていてやる!といつもいつも思うのですが、ものの数秒でものが左右に揺れるように見えて視線が定まらなくなり朦朧とし始める。少し効いてきた!と看護師さんに話すと、次の瞬間にいつのまにか意識がなくなって目が閉じてしまう。あとはよく分からない。

 個人的にはこの瞬間が好きです。変でしょ。ほんとに気持ちよく眠れるんだもん。心地よい敗北。

 そしていつの間にか胃と腸のW検査が終わって、次に気が付いた時には寝台の上で寝かされています。あ~あ今回もやはり負けた!




 

スイッチバック

 JR豊肥線の立野駅付近のスイッチバック。今左の線路から来ました。列車の最後尾から撮影。
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 左は阿蘇方面、右は立野駅(熊本方面)。
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 軽く左へ、
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 そして右へとカーブして直線区間。前方奥に見えるのは国道57号線。
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 右奥に熊本方面に向かう線路が少しだけ見えます。
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 国道57号線の下をくぐると、シーサスクロッシング(scissors crossing)とそのすぐ先の立野駅が見えてきます。これ誤読でシザーズ(はさみ)クロッシングですよね。
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 昔小学生の時に線路のポイント(分岐器)に妙に興味を覚えて、これがこう動くから脱線せずに進行方向を変えられるってよく考えていたのを思い出します。だから今もポイントの上を列車が通るとワクワクします。
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 立野駅到着。南阿蘇鉄道と連絡しています。

 ディーゼルカーはこの後バック、つまり本来の進行方向へ。