2013野焼き支援ボランティア(4)-今年最後

 阿蘇・野焼き支援ボランティア、今年4回目の参加。

 今回は阿蘇市波野。大分県との境に近い場所です。波野駅の西側のトラスト地。朝10時集合。

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 今日は冷えました。道路上で6℃という表示。熊本市内は桜が散って久しいのですが、このあたりはまだ桜がかろうじて残っている状態でした。
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 到着するなり、今日はリュックや水も要らない、弁当も持ち歩かなくて良い、1時間ほどで終わる野焼きだと知りました。

 平日でしたがボランティアさんは15,6名ほどいたでしょうか。でも今回も私がたぶん最年少。ジェットシューター担当が半分の8人いまして、私も背負いました。


 野焼き前。
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 秋に作った風下の防火帯の縁から火入れ。風下から火を入れるのでゆっくりと燃えます。そのようにして防火帯部分を広げ、隣地への飛び火を防ぐのです。そのあとで風上から火を入れ一気に焼き上げるという流れ。
 今回は風下側の担当。ゆるやかな尾根の手前にいて、反対側の風上の火入れは全く見えない場所でした。草原からだいぶ離れて火を見守っていると思ったのですが、同じ班の先輩からはさらに下がるよう指示を受けます。そうしたら、やがてカヤが燃えて弾ける音が聞こえ始め、それがだんだん秒単位で大きく激しくなってきて、ついに目の前の尾根部分で、巨大な炎が吹き上がりました。ただただ圧巻。そして怖れにも打たれます。
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※許可を得て撮影しています。

 野焼き後。
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 作業は1時間ほどであっという間に終了。まだ正午にもなっていません。

 地元テレビ局の取材も入っていました。今週末の夕方、地元で放送されるそうです。録画しとこ。
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 阿蘇市地域通貨500Grass分とペットボトル入り天然水が支給されました。

 時間的に物足りなかったのですが、私の今年最後の野焼きボランティア終了。残りは週末の2牧野のみだそうです。



 ところで、波野の野焼き現場近くの滝室坂には、去年の7.12豪雨災害の爪痕がまだ生々しく残っています。



 国道が寸断された現場。下の車の大きさと比較してください。迂回する形で、手前に仮設道路ができています。県境付近ということでひっきりなしに大型のトレーラーなどが行き来します。
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 数名の方が亡くなった別の被災場所。がれきの山の向こうに、紅白の美しい花が咲いており、いたく感動しました。
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 その豪雨で被災した友人がいます。母屋は今も住めない状態なので仮設暮らし。この友人の牧野で野焼きの支援をしたいという思いもあり、この野焼き支援ボランティアを始めました。ただ派遣される牧野を選べないので、その実現は持ち越しとなっていますが。

 久しぶりに母屋の方を訪問してみると、奥様とご両親が作業をなさっていました。被災直後見舞ってくださった方々へのお礼として、阿蘇特産・高菜漬けの発送作業。あら、ちょうど良かったとばかりに私にも手渡されました。
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 野焼きから帰宅して早速食べてみたんですがこれがウマイ! ご飯が進みそう。

特集「1000年続く阿蘇の野焼き 死亡事故から1年 安全対策どう変わったか?」

 4月12日夕方6時20分頃から、熊本の放送局KTTの番組「テレビタミン」の中で、野焼き支援ボランティアについての特集番組が放送されました。約7分の内容。(下の画像はその番組から引用)

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特集「1000年続く阿蘇の野焼き 死亡事故から1年 安全対策どう変わったか」

死亡事故から1年。
   事故原因:
     ●突風が招いた悲劇。
   その他の原因:
     ●飛び火などの非常事態のマニュアルがなかった。
     ●ボランティア各自に、野焼きの危険性に対する十分な認識が不足していた。
   ⇒ 安全対策が重要。

草原の現状。
   後継者不足。
   草原再生のためにボランティアの必要性は増している。
      ボランティアは「阿蘇の大きな力、財産」(牧野組合員談)。

では、どのような安全対策がなされてきたか?
   ●安全講習会(6回)。
   ●ヒヤリハット集の発行。
実際の野焼き現場では。(※ここで先日参加した波野の野焼き登場)
   ●簡易風速計で、野焼きをするかどうかの判断をする。
   ●難燃性作業服と難燃性ヘルメット。
   ●リーダーにトランシーバーを持たせる。
   ●少人数の班構成。
               など

2カ月前に野焼きが行われたところではもう青草の芽吹きが始まっている。




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 100mの斜面を風に煽られた火がわずか2分で焼き尽くしたという映像。(※この時、私はその斜面の上にいて、背丈よりもはるかに大きく吹き上がる炎を見ています)



 余談ですが 後姿(↑)は・・・。