九州国際スリーデーマーチ2013

 世界ウォーキングデー日本大会が地元の八代市で行われるので、昨年に引き続き参加してきました。昨年の悲惨で壮絶な体験はコチラ。熱があり靴が合わない中、何とか完歩した、我ながら無謀で、反面よくやった大会でした。

 その時の教訓を生かして、実は靴を新調しました。昨年の九レプの日、博多駅そばの靴専門店で購入したものです。
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 UKGear PT-1000。

 英国軍、米陸軍、米国沿岸警備隊などでトレーニングシューズとして公式採用されているらしく、「1000マイルももつランニング・トレーニングシューズ」をうたっています。かかと周りの強いホールド感が特徴で、私の場合日常のランニングにも使用しています。分不相応かもしれませんが。


 今年は2日目(土曜)40㎞「火の君コース」にエントリー。前日の天気予報では午前曇り(降水確率20%)、午後から晴れるという予報でしたが、朝起きてみると霧雨。それが熊本市から南下し八代市に向かううちに、だんだんひどくなっていきました。

 朝7:10からの出発式。年配者から若い人、親子連れ、外国からの参加者もいます。ゼッケンを見ると熊本県外からの参加者も多い多い。私としては今年は発熱もなく体調は絶好調。ただ前夜興奮して寝つきが悪かったくらい。
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 7:30出発。最初はうしろの方から付いていきます。人の波の中で追い越していくのは無理。手を振って見送ってくれる役員さんたち。
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 歩き始めてまもなく天気は小雨になりました。準備のいい参加者は傘を出したりレインコートを着たりしています。私はそのあたりの物を何も準備していなかったので濡れるがまま。でも太陽が照りつけるより体力を消耗しない分ましか。



今回の目標;
●マラソンに備える意味もあり、昨年より余裕をもって完歩(ゴール)すること。
●途中、氷川(ひかわ)沿いを通るのでカメウォッチングを楽しむこと。


 八代神社(妙見宮)の中を抜けて、最初の湯茶接待「東片自然公園」(4.3km地点 8時17分)。トイレが男女一つずつしかなかったのでしばらく待たねばなりませんでした。
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 人がばらけてきたのでだんだん歩くスピードを上げます。途中、高速道路の宮原サービスエリア(10.1km地点)が湯茶接待場所になっており、ここでヘルシアを1本もらいました。


 山間の道を上って、3つ目の湯茶接待兼チェックポイント・石橋公園東屋〔旧東陽村〕(15.2km地点 10時03分)に到着。ここは生姜の産地らしく、婦人会の女性たちが生姜のいろいろな料理でもてなしてくださいました。これが結構美味しかった。
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 ここではプレゼントももらえました。
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 その中には掘りたての生姜も含まれていました。
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 このあたりから氷川(ひかわ)沿いを歩きます。カメウォッチングを期待していたんですが、小雨は降り続いているので期待薄です。それでも岩に上がっているのがいないか探しながら歩くので、自然と歩くスピードが落ちます。
 なんと立神峡の吊り橋がコースに入っていました。立神峡では以前友人が遊泳中にニホンイシガメ幼体を捕まえたことがあります。
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 吊り橋の上から上流を見たところ。
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 同じく下流。
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 氷川ではカメが甲羅干しをしていることもなく、バードウォッチングになりました。ちょうど大きな魚を捕まえているところに遭遇。飲み込めるのか?でもね、こんなの観察している人って参加者の中にほとんどいないように見えます。
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 舗装路を外れて土手を歩くよう指示されます。
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 えっ?今度は地下に?JR有佐駅地下道。
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 第4の湯茶接待・鏡ヶ池公園(22.1km地点 11時17分)。弁当を事前注文した人はここで受け取れます。今年私は弁当を注文しませんでした。注文したらそこで食べなければなりませんし、食後改めて動き出す時がしんどいからです。今回は腹が減った時にいつでも、また歩きながらでも食べられるように、カロリーメイトを準備しました。3箱準備したんですが、最終的に消費したのはわずか1箱分。
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 ここまで山道を含む前半22㎞を3時間45分くらいかけて歩いてきました。ここから私は、ウォーキング大会では邪道かもしれませんが、走りを加えます。それもあえて後半に負荷の高い走りを入れて、ゴールまでどんな感じで行けるのか試してみたいと思います。

 でも、湯茶接待を出てすぐ、池に網を突っ込んで何かを捕っている男性に遭遇(11時21分)。興味があったので話しかけると、釣り餌を採集中とのこと。バケツに入っていたのは体の透き通った小エビ。小エビとは言っても結構大きいのもいて、もしかして昔よく釣っていたテナガエビの幼体かとも思ったのですがそうではないとのこと。この大きさだと○○○が釣れて、小さいのだと…と説明を受けました。その間に何人も追い越していくぅ。
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 この頃になると雨も上がり空が明るくなってきたので、日焼け止めクリームを塗りました。おかげで今回はほとんど日焼けしていません。
 ※ただ日焼け止めクリームを塗れなかった足の甲部分(靴の中にあり、しかも靴下をはいているのにもかかわらず)がやや日焼け。靴のメッシュ越しに日焼けしたと思われます。靴の通気性は抜群ということでしょう。この靴、小雨の中でも不快にならず歩くことができました。


 25キロ地点の表示(11時47分)。今回距離表示は、私にはこの表示しか目に入りませんでした。一旦通り過ぎたんですが、また戻って撮影。
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 前半ものすごく速足で歩く人がいて、その方を目標に歩いていたんですが、ついに置いて行かれました。しかし、この区間でお疲れ気味に歩いておられるその方を発見。やっと追いつきました。



 第5湯茶接待・いぐさの里公園(32.2km地点 12時46分)。ここは20キロコースの人たちと再び合流する地点でもあります。20キロコースは40キロコースの出発時間より1時間遅れて出発します。私が到着した時はその最後の人たちは通過していたようです。
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 給水してちょっとだけ提供物を食べていると、ここに同時に到着した年長の男性が、“これから先は(40キロ参加者は)だれもおらんかも(いないかも)”と、自分たちが先頭かもしれないという意味のことを言っておられました。

 その男性と同時に接待場所を出発しましたが、渾身の早歩きでぶっちぎり。しかしそのだいぶ先に、数分前に接待場所の手前で追いついたはずの男性が歩いています。??? 接待所で休憩しなかったんだ、と気づきました。


 新八代駅でその方にやっと追いつくと、私のすぐ後ろに先ほどのぶっちぎった方とは違う別の男性が来ていることに気づきました。これには吃驚。
 ここで三人ともやや戸惑います。どこを通るのか。チョークで引いたような矢印が駅構内の階段へと道案内しています。なんとコースが新八代駅構内を通るように設定されていたのです。ここでいいんですよね?と会話しながら、三人で階段を登りました。
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 この追いついてきた男性、つわものです。その早歩きはちょこちょこしていますが速い速い。同じようにこちらも早歩きしますが、付いていくのがやっとで、このままでは置いて行かれると思いました。
 それで私は走ります。私としては早歩きを継続するより、歩幅を小さくした走りの方が楽なのです。このまま次の湯茶接待所まで。


 最終第6湯茶接待・八代よかとこ物産館(35.1㎞地点 13時15分)。ゴールまで残り3.8km。早歩きの達人もちょっと休憩。
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 私はマイカップに入れてもらった麦茶を数杯飲み干すと、先を急ぐことにします。しかし、ここからまたコースに意外な展開が。なんと併設されている松中信彦スポーツミュージアムの館内がコースになっているのです。非常に面白い試みです。
 入館料300円を払う必要はなく、先を急いでいたのでただ通り抜けたという感じになってしまいました。展示をじっくり見なくてごめんなさい。



 これからはゴールまで、40キロコース参加者でさらに前方を進む人に全く追いつけず、出会えません。


 しかし、途中押しボタン信号で信号が青に変わるのを待っていると、あの達人が追いついてきました。
 申し訳ありませんが、ここから余力のある限りマジに走らさせていただきます。しかし、自分が思う以上に疲労は蓄積されているようで、スピードを上げようとするとふくらはぎの筋肉が痙攣しそうになりました。それで筋肉を加減しながら使い、走ったり歩いたりしながら進みます。


 そのうち20キロコースのアンカーに追いつきました。(13時34分)
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 その後まもなく、20キロ参加者で、最後尾を疲労困ぱいしてとぼとぼ歩いている女性にも追いつきました。ゴールはあともう少しだからお互い頑張りましょうと声をかけて、先を急ぎました。



 ゴールまであと1.1キロというところを歩いていると、あの達人が再び後ろに近づいてきているのが視界に入りました。これは競走・競歩ではないのですが、人間の性(さが)というのでしょうか、やはり追い越されたくありません。それでまた走り出しました。

 するとすぐ前方に国道3号線が見えてきました。車がビュンビュン走っているのが見えます。信号待ちでまた追いつかれると思ったのですが、コース上の矢印は国道をまたぐ歩道橋へと案内しています。これで信号を待たなくてよいと思いました。しかし、いざ歩道橋の階段を2段ずつ駆け上がろうとしたんですが、肝心の足が上がらず転びそうになります。それで1段ずつ速歩で進みます。

 歩道橋を降り切ってから、最後の一直線ダッシュ。かなり疲れているはずなのですが、ゴール手前の橋の上を、いつもしているように走るのはとても爽やかでした。そしてそのままゴールゲートまで。終わった!



 40キロ参加者で何着だったんだろう?とやはり思いました。でもゲートで笑顔でfinishスタンプを押す係員さんたちが教えてくれるわけでもなく、着順を知るすべは全くありませんでした。そしてそれはすぐに必要ないと実感しました。ここではゴールした人すべてが勝者だ、と無言でゴールゲートが、そして参加者の笑顔が言っている気がしました。それがこの大会のいいところでしょう。




 人それぞれ参加の目的は違いますが、私の場合カメウォッチングはかないませんでしたが大きな収穫がありました。

 今年は昨年と大違い、約40キロをほぼ6時間でゴールしました。熊本城マラソンで今日と同じペースでかなりの部分を歩いたとしても、途中棄権することなく、制限時間内に余裕をもって完走できるだろうという自信につながりました。



総歩数約45,000歩。
活動消費カロリー約2,500kcal。



【距離と速さ】
4.3㎞ 時速5.5㌔(スタート~第1湯茶接待)
10.9㎞ 時速6.2㌔(上り坂多し。しょうがの第3湯茶接待まで)
6.9㎞ 時速5.6㌔(カメ〔バード〕ウォッチングしながら下る。第4湯茶接待・弁当受取所まで)
2.9㎞ 時速5.8㌔(自分にとっての後半戦開始。エビ雑談~25キロ地点まで)
7.2㎞ 時速7.3㌔(第5湯茶接待まで)
2.9㎞ 時速6.0㌔(途中新八代駅構内を通って第6湯茶接待まで)
3.8㎞ 時速8.7㌔(松中ミュージアムを通り抜けゴールまで)
計38.9㎞

※時間はデジカメ画像に記録されている時間を参考にしました。



 一日目(金)と二日目の参加者数です(速報値)。
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追記;

 翌日日曜日、足が棒になっています。背筋と腕も筋肉痛。ゆっくりと歩く私の姿を見た友人たちの中には、私の異変に気づいた人もいました。あれは“痔”だと。

 幸いにも足にまめはできませんでした。でも途中で靴の中で擦れてマズイと思ったこともあり、靴紐を最適になるよう締め直しました。
 靴紐の締め方はとても重要です。靴屋で教えられたのは、足先は緩めに、甲の部分は一番強く、最後にやや強く結ぶということでした。かかと部分がしっかり靴に保持されているのが重要です。




2012 九州国際スリーデーマーチ(初参加)の様子

江津湖

 熊本市の湧水池・憩いの場所である江津湖の散策。

 水が湧いているところは本当に清らかで美しい。こんなところが市の中心部にあるというのが素晴らしい。“蛇口をひねればミネラルウォーター”と言われるほど地下水が豊富で、上水道はすべてそれで賄っている県庁所在地はなかなかないでしょう。
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ヘビの水泳。
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 カメを見たかったんですが、予想に反して見かけませんでした。湖の中ほどの人が近寄れない大石の上にいるくらい。
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 魚類爬虫類のみならず植物の外来種でも悩んでいます。オオカナダモだと思うのですが、特殊機械を使って除去していました。取っても取っても減らない、気の遠くなるような作業です。ありがとうございます。
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理科倶楽部

 有志で「理科倶楽部」なるものを結成している。そんな大所帯ではない。部員はわずか3名。ここ何年も同じメンバーである。
 部員それぞれ忙しい身であるので、年に1度だけ毎年5月頃に倶楽部活動をする。これまでは主に化石採集だった。今年は、自然の写真を撮りに行こう、ということになった。
 ただ、最初は写真を撮るという目的だったが、終わってみればいつのまにかハイキングに変わっていた。所詮コンデジしか持っていないので、まっ、いいか。



 この日は強い風の吹くあいにくの曇り空。しかし日射しがない分活動しやすい。なんともう今日から梅雨入りである。


 阿蘇外輪山の某所で、尾根沿いの細い道を通ってあの小さな頂上まで行こうということになった。
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 先頭を行く60代。阿蘇を知り尽くしている男。
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 30代。新婚である。
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 小道沿いには、食えるもの食えないものいろんな植物が見られる。
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 到達した頂上から眼下に見える阿蘇市内。田植えが終わったばかりの田んぼ。絶景!
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 ≪阿蘇が「世界農業遺産」に≫

 衰退が懸念される伝統農法や生態系などを次世代に継承することを目的に国連食糧農業機関(FAO)が認定する「世界農業遺産」に、静岡、熊本、大分三県の三カ所が新たに登録される見通しとなった。

 熊本県では、阿蘇地域の7市町村が、野焼きなどで維持管理された草原を掲げて申請した。草原と畜産、稲作、畑作が緊密に結びついていることや、農耕祭事などが根付いていることを強調し、審査関係者の支持を集めたとみられる。





 食事はここで。菊池渓谷そば、青のれん「すいげん」。
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 山菜バイキングが800円。ヤマメの塩焼き+山菜バイキング1000円、焼肉食べ放題+山菜バイキング1200円。しかも時間制限なし。

 画像に収まりきれなかったが、ほんとうはこの左側にも料理が並んでいる。全部数えると50種は優に超えている。年配の女性が作る、体に優しい田舎料理。山菜バイキングとはいえ、肉や魚の料理も少しある。
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 阿蘇近辺は「だご(団子)汁」(赤いお椀のやつ)が美味しい。
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 この時期限定の塩茹でされた「○○○竹」(失念)。皮をむいた後の、柔らかい根っこに近い部分を食べる。
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 美味い!安い!お腹いっぱい!ヘルシー! ここは再訪したいお店。



 追記


 ここは外輪山。昼間は気配を感じないけれども野生動物の痕跡が何か所も残されている。

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