九州オルレ 天草・松島コース

 「オルレ」というトレッキングコースが整備されているのがとても気になっていたので、トレーニングも兼ねて、平日の快晴の日に行ってきました。平日付き合ってくれる人もなかなかいないし、急に思い立ったのもあって、今回は単独での行動。

 オルレとは?

「オルレ」は韓国・済州島から始まったもので、もともとは済州島の方言で「通りから家に通じる狭い路地」という意味。自然豊かな済州島で、トレッキングする人が徐々に増え、「オルレ」はトレッキングコースの総称として呼ばれるようになり、今では韓国トレッキングの中心的コースになっています。
オルレの魅力は、海岸や山などを五感で感じ、自分のペースでゆっくりとコースを楽しむところにあります。



 今回は、九州オルレの天草・松島コースを歩いてきました。コースの詳細はこちら

 ただ困ったことに、オルレってスタート地点とフィニッシュ地点が異なること。今回フィニッシュ地点の港までツーリングを兼ねてバイクで行き、そこからスタート地点まで移動しました。移動手段はバスもあるようでしたが、ランで行くことにしました。事前の下調べ通り5キロを、リュックを背負って、走りにくい長ズボンで、途中コンビニで買い出しをしながら走りました。

 スタート地点最寄りの知十バス停。フィニッシュ地点からバス道路(国道324号)を通って5キロあります。
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 事前にコースはぼんやりと頭に入れていたつもりですが、オルレの始まり地点の表示が全くありませんでした。すると、道向かいの理容店のご主人が、うろうろしていた私に気づいて、わざわざ出てきてくださって、その道だよ、と教えてくださいました。なんと親切な方でしょう。地域全体で盛り上げようという雰囲気を最初から感じ取りました。この神社脇からオルレのコースが始まります。何の変哲もないただの生活道。
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 この馬(「カンセ」という)の頭の方向が進行方向を意味します。
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 木製の矢印。青が正方向で、赤が逆方向です。フィニッシュ地点から逆方向に向かうのもOKです。今回は正方向。
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 赤と青のリボンが正しいコースであることを示しています。
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 まだ少ししか歩いていないのにこんな表示が。コースは右ですが、コースを外れて滝を見に行かねば。早くも寄り道。
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 すぐにこんな滝が見えます。遠目から天然のウォータースライダーのように見えます。普通の滝のイメージとは随分かけ離れています。
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 間近に近づいてみるとこんな感じ。途中取水して、上水道か何かに利用しているようです。
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 ここ要注意です。細心の注意を払っていたつもりでしたが、ヌルヌルした岩の上であっという間に滑って転倒し、腕を強打しました。骨折しなくて良かった。

 ここから流れ出ている水路の水の澄んでいること。カメは見かけませんでしたが生物豊かな水でした。

 ここを後にして、痛む腕を我慢しながらコースへ戻ります。するとまもなくトイレ(男女)がありました。後にも先にも公式のトイレ表示を見たのはここだけ。さらに進むと、バス道路(国道324号)へ出ました。そこを歩くのかと思いきや、すぐにリボンは急な階段を指し示してました。

 その階段を登り切った所からの景色は美しい。
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 でも登ったと思ったらすぐに下ります。再びバス道路(国道324号)へ。信号で横断して、今度は集落の中を進みます。矢印が防波堤に書かれています。
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 民家と民家の境目、これって道?と思うところを進みます。
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 山に入るんだ。
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 なだらかな山道をしばらく進むと、海へ出ました。
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 さらに山道に再び入りますが、樹木の間から海がちらちらと見えます。

 視界が開けた後は、今度は平地の一本道を進みます。
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 右手に出発地点の神社が見えました。あの親切な床屋さんも。
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 つまり、バス道路に平行に走っている砂利道を私は歩いているんですね。右手のバス道路は先ほど私が走ってきた道。今度は農道を、ランとは逆方向に歩いています。

 途中道が何本か交差していますが、農道をただひたすらひたすら真っ直ぐ真っ直ぐ歩きます。私の両側では稲刈り中の田んぼも。道の左側には、川が並走しています。カメは見かけませんが、海から離れるにつれ、魚影は濃くなっていきます。

 かなり真っ直ぐ真っ直ぐ歩いた後、リボンは道を左に行くよう指し示しています。今度はほんとの山の中に入っていくようです。実はコースの中で一番ここが大変でした。道自体は歩きにくいということはありません。標高は二百数十メートルらしい。でも、一挙にジグザグに上がっていく感じで、息があがってしまいそうです。まあ、事前に5キロ走ってますからなおさらかもしれません。写真も撮ったんですが、良いのがなかったので、アップロードなし。

 ここはほぼ登り切った山中の分岐点。矢印は右手前を指していますが、せっかくここまで来たのなら、道奥の方に頂上があるようなので行ってみたい。再びコースを離脱します。
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 しばらく進むと、頂上が見えてきました。なんと急な岩山ではありませんか。これが「千元森嶽」頂上。
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 ここから頂上に至るルートは左右二通りあります。上りは右をとるべきです。なぜってそちらが急だから。本当に岩を手でつかみながら乗り越えて進む感じでした。このようにはしごが掛けてある場所も。さらには、画像はありませんが、設置してあるロープを使わないと登れない所も。
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 第二の息があがる場所でした。でも面白かったこと。ただ、このルートを再び通って下るとなると、かなり危険だし、コワイでしょう。上りは後ろが見えず、目の前にある岩を登りきることに集中すればいいので恐怖がありません。

 ついに岩山の頂上、標高233メートル地点に到着。周りを見回すと、奥の岩がこの頂上付近の最高地点だと思われますが、そこに到達して頂上制覇とするには、かなり危険です。
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 絶景でした。心が揺さぶられました。同じ県内にいながらこのような場所、まったく知りませんでした。360度見渡せます。つないだ写真は海側だけの部分。
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 そして先ほど通ってきた農道脇の田んぼの中に、イルカとオルレの馬カンセのアートが見えました。下を歩いていた時は全く気づきませんでした。
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 頂上でしばらく過ごした後、登ってきた険しい道ではなく、別の道を通ってオルレのコースに戻りました。頂上の看板もそれを勧めていました。

 この後なだらかな山道を歩きます。途中、舗装道路を歩いたり、千元森嶽よりやや低い千厳山の山頂にも立ち寄ったりします。ただ先ほどの絶景に満足しているため、道を急ぎます。千厳山からはひたすら下るだけ。巨石群の脇を通り、やっと平地へ。そのあたりの良い画像はありません。

 山を下ったら風景がいきなり変わり、湿地帯と思われる場所の中の一本道を歩きます。
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 フィニッシュは間近。でも馬は松島観光ホテル岬亭の敷地内を指し示します。
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 オルレのコースは、ホテルの駐車場、ホテルの建物の脇を通っていました。

 岬亭を出てすぐ、コースを見失いました。その原因は、この矢印の書かれた石を見落としたこと。字が薄いし、草に少し隠れているんだもん。
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 このあとは道しるべは、ほぼ道路に書かれた矢印頼み。その曲がり具合をお楽しみください。
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 フィニシュはまもなく。
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 ついにフィニッシュ。もちろん足湯に入ってしばらくゆったりしていました。
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 本日の距離(GPSランニングウォッチによる)
 ◆RUN 5.18キロ
 ◆オルレ 11.85キロ(寄り道含む) 3時間18分 

 オルレ、非常に面白いトレッキングコースでした。もう一つの県内のオルレコースもいつか歩いてみたいです。

知十観音 →  知十海岸(1.7km) →  山道入口(4.3km) → 千元森嶽(5.5km) → 熊本県立天草青年の家(6.1km) → 千巌山山頂(7.3km) →巨石(7.8km) → 松島観光ホテル岬亭(9.3km) → 龍の足湯(11.1km) 


地獄

 明日は台風直撃のもよう。この記事を書いている時点では、嵐の前の静けさってところでしょうか。

 今日は「地獄」について。 あっ、いえ、おどろおどろしくない美味しい「地獄」のことです。

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 ちょうど台風が接近する中、大分県別府市鉄輪(かんなわ)温泉に行ってきました。今回はある講演会で話を依頼されたための小旅行。土曜日午前の仕事が終わってすぐに出発し、1泊しました。そして台風が上陸する前には帰宅。本当はもう1泊したかったほど印象深いところでした。

 連れて行ってもらったところが、「地獄蒸し工房 鉄輪(かんなわ)」。食事処です。
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 係員立ち会いのもと、分厚いゴム手袋を両手につけ、半袖の場合、さらに腕カバーまでつけて、蒸気釜に食材を出し入れします。
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 食材によって蒸し時間が異なりますが、いろいろなものを蒸すことができます。今回は各種食材をすべて持ち込んで蒸しました。
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 7分で生卵はとろっとろの半熟卵。骨付き肉は20分ほどかかります。イモなどはもう少しかかるかも。肉や魚はよく熱が通っているか係員が確認してくれるほど、衛生面には気を遣っている様子。アツアツのできたてをそのまま食べたら、その素材の美味さが口の中に広がります。でも普通はたれや塩をつけて食べます。ここ大分県では、醤油にかんきつの一種カボスの果汁をたっぷり絞って入れただけのシンプルなたれ。これがまたいけてる。大分県はカボス、カボス、とにかくカボス・・・。味噌汁に入れる人もいるとか。

 台風が近づいているのにお客の多いこと。さらに、この施設はなんと公営。それにも驚きました。

 無料の足湯、足蒸しもあります。足蒸し?聞き慣れないことば。
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 感心したのは国際観光都市、英語など複数言語での案内が備えられていました。最初のがそう。


 なお、日本語版は追記で表示します。

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来月から本気出す

 間もなく10月になろうかという9月の終わり、中三の生徒がこんな帽子を被ってきた。父親がどこからか手に入れてきて、受験生のその子にくれたらしい。
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 「来月から本気出す」・・・10月から本気出てるかねえ?????


 この帽子のことばをネットで検索してみた。すると、本来の意味は、いつまでも言い訳ばかりして先延ばしにすること、今はやる気がないということらしい。親の期待とは真逆の意味だったんだ。そうなって欲しくないんだけど。


 参考資料

『来月から本気を出す』

【1月】 初っ端から飛ばすと後でばてる。2月から本気を出す
【2月】 まだまだ寒い。これではやる気が出ない。3月から本気出す
【3月】 年度の終わりでタイミングが悪い。4月から本気を出す
【4月】 季節の変わり目は体調を崩しやすい。5月から本気を出す
【5月】 区切りの良い4月を逃してしまった。6月から本気を出す
【6月】 梅雨で気分が落ち込む。梅雨明けの7月から本気を出す
【7月】 これからどんどん気温が上昇していく。体力温存の為8月から本気を出す
【8月】 暑すぎて気力がそがれる。9月から本気を出す
【9月】 休みボケが抜けない。無理しても効果が無いので10月から本気を出す
【10月】 中途半端な時期。ここは雌伏の時。11月から本気を出す
【11月】 急に冷えてきた。こういう時こそ無理は禁物。12月から本気を出す
【12月】 もう今年は終わり。今年はチャンスが無かった。来年から本気出す

明日から本気出すの最終形態は「来世から本気出す」である。