夏期講習が終わって

 夏期講習が終わり、当地では中三にとって大きな試験が今日から始まっています。この夏休みは例年以上に居残りさせてしまって、ハードな日々でした。もちろん自分から積極的に残る子もいますけど。昔から規定のお金をもらって時間が来ればバイバイという割り切りができなくて、放っとけないんですよね。
 それでも全体として何か一体感・親近感が生まれて、悲壮感はあまり漂っていませんでした。



 今年の中三もなかなかユニーク。



 ある子たちは、久しぶりに授業が早く終わった時、“あとでまた来ます”という言葉を残してそそくさと帰って行きました。私は???。 そして2時間後くらいだったかな、汗だくになってまたやってきて、水の入った入れ物を差し出すんです。なんと池に放すためのメダカを自分から捕ってきてくれたのです。
 そういえば、大人が独りでメダカを捕ってくるのがとても恥ずかしいということを話したことがありました。でも、俺たちも恥ずかしいですよ、って言っていたんですけどね。それでも、その話を覚えてくれていて、わざわざメダカを捕ってきてくれたんです。
 15歳の中学生にとっても、網を持ってうろちょろするのは少し恥ずかしく感じられるようです。カメもいたんだけど逃げられた、と楽しそうに笑顔で話すくりくり坊主たち。田舎の子どもたちといえばまさにその通りです。そこまでしてくれたのがうれしかったですねえ。





 “高校卒業したら、オレ、ここでバイトしたいんですけどいいすっか?”とは、勉強が得意な子。大学生になって手伝うつもりなんでしょうねえ。実際、今現在授業に入ってくれているのは卒業生です。

 “先生、体育は必要ありませんか? オレ、休み時間に子どもを外に連れ出して、運動を教えます。体を動かせば勉強もはかどりますよ。でも、休み時間短いから時給にするといくらになるかな?300円くらいかな。それでもやりてえ。”とは野球部だった子。

 別の子はすかさず、“じゃあオレは‘イス’になります。”と、私が座っている椅子を指さして言います。これには一同爆笑。
 その子は、私が生徒に厳しく注意をするとき、良い意味での突っ込みを入れて、場の空気が重くなりすぎて引きずってしまわないようにしてくれるいい子です。空気を読んで和ませるのは天賦の才なんでしょうね。




 今年度から正式にゆとりが終わって勉強が難しくなっています。といっても以前にもどっただけなんですけどね。受験頑張って欲しいものです。

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