阿蘇 古閑の滝

 14日のことです。阿蘇の友人と会った際に、急きょ「古閑の滝」に連れて行ってもらえることになりました。阿蘇は一歩幹線道路を外れると雪が積もっています。ノーマルタイヤでは到底行けませんので、友人の車に乗せてもらいました。

古閑の滝 (1)

 かねがね地元のニュースで滝が凍りついていることは知っていましたが、どんなところなのかさっぱり分かりませんでしたので、連れて行ってもらって助かりました。


 雪の上には獣や鳥の足跡が。これは昨晩徘徊した動物でしょう。足跡にもうっすらと雪が積もっています。
古閑の滝 (5)

 入口から滝まで数百メートル歩かなければなりません。
古閑の滝 (7)


 アップダウンのある道で、すぐに体が温まります。
古閑の滝 (8)



 JR豊肥本線の線路のトンネル近くを通ります。
古閑の滝 (31)


 余談ですが数年前の春、早朝、このトンネルの区間を走る列車に青春18キップで乗ったことがあります。途中何度か地上が見えますが、トンネルの最後の部分は東西方向に伸びる非常に長いトンネルになっています。そこを進む時の光景が圧巻でした。

 長い長い暗闇の中を列車が走っていきます。そうすると前方遠くにまばゆいばかりの光の点が見えてきます。それはゆっくりとですが確実に大きくなり、自分の方に近づいてきます。最後の瞬間、列車は巨大化した光の中に飛び込んでいきます。

 その旅行の中で何が一番記憶に残ったかというと、実はこの光景でした。まあこの豊肥線自体が、途中にスイッチバックがあるわ阿蘇の見事な景色が見られるわで、もともと味のある路線である上に、夜も明けないうちから列車に乗って気分が盛り上がっていたのでしょう。それにしてももう一度あの感動をいつか経験したいと思っています。春の早朝、トンネルの出口からはまばゆい陽光が差し込む時間帯に体験できました。



 さて、たどり着いた先に現れるのは、古閑の滝の「女滝」です。高さ100m
古閑の滝 (12)

 女滝の上部。雪解け水が氷の下を流れていました。
古閑の滝 (21)


 女滝を正面にして左側を見ると、「男滝」があります。こちらは小じんまり。高さ80m
古閑の滝 (16)


 見事な氷の芸術作品です。
古閑の滝 (24)


 昔は滝にもっと近づけたようですが、落ちてきた氷の直撃で死者が出たので、今は展望台までしか行けません。
 この日も氷が時折落ちているようで、氷が砕ける大きい音が響いていました。


 展望台を下りた付近ではミツマタの蕾が膨らんでいました。
古閑の滝 (30)
 春の訪れを待ちかねたように咲く花の一つがミツマタです。春を告げるように一足先に、淡い黄色の花を一斉に開くので、サキサクと万葉歌人はよんだそうです。春は確実に近づいています。
 

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