台風15号レポ

 久しぶりに風の強い台風に遭遇した。しかも我が家は台風の進行方向に対して右側、その速度も速いので、我が家にとっては最悪のコースといえる。

【台風通過中】 
 風の音で目が覚めた。南あるいは南東からの強風が凄まじかった。頑丈な造りの我が家だが、強風が家を揺るがす。うなりをあげて吹き抜ける風。部屋の小窓から外を見ると、屋外には立っていられないだろうし命の危険があるだろうとすぐに分かる。すでに隣家のアンテナは根元から曲がっている。あれはよく曲がるアンテナだ。もう何回同じ光景を見ただろう。別の隣家の、2階テラス屋根の透明板は、強風にあおられてめくれかかっている。そしてついにそれは我慢できずに吹き飛んだ。それはまっすぐ横に飛んで、電線を越えてあっという間に視界から消え去っていった。電線に当たらなくて良かった。時計を見ると午前5時55分。

 我が家のカーポートは上下にしなって何とか耐えている。ちぎれた葉っぱが宙を飛んでいく。一瞬我が家の瓦が、ピアノの鍵盤の上で手を真横に滑らせるかのようにして浮き上がったのを見た。カタカタという音が聞こえたように感じた。その時は真剣に恐怖を感じた。風速55メートルを体験したことのある者としてはまだまだだと思ったが、やはり生きた心地がしない。

 幸い、台風の速度が速かったためか、恐怖の時間は何時間も続かなかった。


【嵐のあとの惨状】
 近所では、太陽熱温水器がめくれあがっていた。
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 木製の塀が壊れてる。
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 サトイモの葉っぱがボロボロ。カキの枝が折れて実が散乱しているところも。植物に結構ダメージを与えているよう。
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 室外機が移動している。
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 我が家では、生け垣が根元から傾いていた。屋外物置が転倒して横倒しになっていた。
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 最大瞬間風速は8月としては観測史上最大の41・9メートルを記録したよう。トラックが横転したり、大木が倒れたり、熊本城のそばの細川刑部邸の塀が倒れたり、熊本城の長塀が傾いたりした。



【電気が来ない!】
 この台風であのイヤな停電が起きた。過去に3日間ほどの停電を経験したことがあるので、その辛さはよく分かっている。その時のことが再び頭をよぎる。あとで知ったが、この台風で20万世帯が停電したらしい。

≪停電でできなくなること≫
家のwifiが使えない。そのwifiにつながるタブレットやパソコンもネットにつなげない。
電気を使う固定電話機も使えない。
風呂も沸かせない。お湯が出ない。
冷蔵庫の中身がダメになる。
などなど

≪停電でもできること≫
携帯電話は使える。そのテレビも見られる。
アナログの固定電話機は使える。
ガスは使える。
水道も出る(ただし一旦屋上に水をあげなければならない高い建物は✖かも)


 このようなときのことを考え、我が家はオール電化を拒んできた。やはり大正解だったと思う。蓄電池でも設置しない限り、停電では全く使い物にならない。しかし、太陽光発電は設置した。これも大正解。売電をふくむ連系運転はできないので、自立運転に切り替える。自家発電した電気は、ある一か所のコンセントから取れるので、まずは扇風機をまわしてみる。普通に回る。延長コードを引っ張り出した。電子レンジをつなぐと難なく使えた。それで、冷蔵庫に電気を供給してみる。曇り空だったが、冷蔵庫程度は普通に運転できた。おかげで冷凍庫の中身がとけるという被害は防ぐことができた。これには女性陣が大絶賛。災害時に初めて役にたった。しかし、これとて明るい日中のみ。早く電気が来てほしい。

 幸い13時すぎには停電から復旧。それまで太陽光発電でしのぐことができた。しかし、丸一日経った翌朝になっても停電が続いている地区がすぐ近所にあることを知った。ろうそく頼りの夜を過ごし、風呂も沸かせず、冷たいシャワーを浴びたという。もちろん冷蔵庫の中身はパア。その苦しさを知っている者として本当に同情する。



 台風には慣れているとはいえ、やはり怖い。今年はあといくつやって来るのだろう。





1999年の台風18号の時は、約48万世帯が停電したという。その時より電柱や電線の改良が進んでおり、現在は長期間の停電はほとんどないと思われる。

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