北九州マラソン2016 完走記(前編)

 2016年2月21日、北九州マラソンに初出場しました。前日からの現地入りと受付。この日は風雨の強いあいにくの天気。この日にマラソンにならなくて良かったと思いました。
P2200002.jpg
 雨風のためか会場は暗かったし、その後の予定もあったので、受付後はEXPO会場からは早々に退散。唯一ソフトクリームを自動で作る機械に興味津々。

 今回は古くからの友人に頼んで、そのお宅に泊めていただきました。久しぶりに再会したのに、その日は酒を酌み交わすこともなく、早めの就寝。そういえば夜中2時台に突風を伴った大雨が降り、その音で目が覚めました。スタート大丈夫か。


【大会当日の朝】

 朝5時に起床。たっぷりと炭水化物を摂って、友人宅でこの日の衣装に着替えてすでに臨戦態勢。といっても仮装はしません。いたって普通の姿。コンデジを持って走るかどうかぎりぎりまで迷いましたが、装備が重くなるし、今回はサブ5(5時間切り)が当面の目標だったので、走りに集中するために持っていくのをやめました。よって走行中の写真はまったく無し。

 備忘録代わりに今回携帯したサプリメント類を載せておきます。痛み止めのロキソニンSは薬剤師のいる薬局で購入。この薬と炎熱サプリは必要だと思われる分だけ携帯(でも結局どちらも使わなかったんですよね)。走る30分前にVESPAを飲んで、あとは10キロごとや終盤に投入予定。
P2200003.jpg

 友人はスタート会場すぐそばまで車で送ってくれました。スタート1時間前の8時に到着。当然ながら人でごった返していました。荷物をさっさと預け、靴紐を入念に結び直し、8時30分頃にはスタートブロックに入っていました。氷川町梨マラソンで初めておしゃべりした「からっしー」を見つけ、再びご挨拶。昨年の熊本城マラソンでは、スタート地点で没収された「からっしー」でしたが、今回は無事にスタートを切れるか、気にしておられました。(その後無事にスタートを切れました)

 私たちがいたブロックはGブロック。その先頭に、4時間半のペースセッターがおり、うしろに5時間のペースセッターがいました。

 この大会ではポンチョが皆に配布されています。それを着ていますが、時折強い風が吹くと寒い寒い。ブロックも閉鎖され、いよいよ開会式が始まりました。上空にはヘリが飛んでいます。挨拶に立つ人たちの話はみな簡潔明瞭で、元気のよいものでした。その中で印象的だったのは、「北九州マラソンは3年続いたので、百年続くでしょう。私も今日は走ります」との挨拶。拍手がひと際大きかったように思います。



【いよいよスタート】

 9時が近づきます。ポンチョを脱いでその時を待ちます。そしてついに号砲。熊本城マラソンでは4分後くらいにはスタートラインをまたげましたが、北九州マラソンはどうでしょうか。・・・時計を見ると4分過ぎましたが、まだ走り出すには至りません。・・・少しずつ動き、5分30秒後にやっとスタートラインを越えました。グロスタイム(号砲~フィニッシュ)で、5時間切りたかったのに、いきなり5分以上のハンディー。

 やや後ろにいたからっしーが、私を追い越してどんどん前に進みます。からっしー速い、確か梨マラソンのときもそう思いました。周りのランナーが、あの辛子蓮根は意外と速いぞと言っているのが聞こえます。最初はからっしーと同じくらいを走っていました。

 実はこのマラソン、今日は最初からあまり気分が乗っていませんでした。ナーバスになっていたのでしょうか。でも、もともと練習時からその傾向は見られました。練習量は昨年の半分以下。だから大きな故障もなかったのですが、体重が昨年より3キロほど増えており、お腹周りがやや重たい感じでした。そのあたりの自制もできていませんでしたね。

 スタート時点では、4時間30分のペースセッターに付いていくつもりが、そのペースではこのマラソンは完走できないと、早い段階で悟りました。サブ5なんて余裕でできると思っていたんですが。

 最初の5キロは緩やかな登り。キロ6分30秒前後のペースで走っていました。別に苦しい速さではないのですが、ほんとに景色や雰囲気を楽しむ気持ちが湧きません。ひたすらフィニッシュに向かって走るだけという感じ。沿道で一生懸命応援してくださる方々の中に知った顔は一人もいませんし、差し出された手にハイタッチする気も起きません。東田地区の走路の真ん中で、大会ゲストの有森裕子さんがランナーを激励しておられ、ハイタッチすることも可能でしたが、それもしませんでした。東田第一高炉跡やスペースワールドのジェットコースターもチラッと見る程度。今日は空が青いなあ。



【積極的な見方と消極的な見方】

 いつも走っている10キロが今日は遠い遠い。20キロまでも1キロ1キロが遠い。でも、これではいけないと思い、最近聞いたばかりの話に励まされて、思考を変えようしました。

 大好物を半分食べてしまいました。あなたは残り半分を見て、どう考えますか。もう半分しかないと消極的に考えますか。それとも、まだ半分あると積極的に考えますか。同じものを見ても、消極的な見方と積極的な考え方があります云々。


 まだ15キロしか来ていないのか(消極的)、もう15キロ走ってきたのか(積極的)。残り27キロもあるのか(消極的)、あと27キロ。1キロ1キロフィニッシュに近づける(積極的)。

 体は重くてイマイチ、でも頭だけでも無理やり積極的に考えるよう仕向けました。


【ついに28キロあたりで・・・】

 この大会では、トイレの場所を示す表示や次のトイレまでの距離の表示もあり、非常に分かりやすく思いました。私自身のことを言えば、トイレは10キロ走っていないうちから、少し行きたい気はしていました。しかし、いずこも列をなしています。だから余分な時間をとられないために何度も素通り。

 約18キロ地点あたりに短い折り返しがあります。その時に見たくないものが・・・。それは5時間のペースセッター。自分より後ろにいますが、その間隔はそんなに広くはないぞと認識しました。少しペースをあげなきゃと思い始めます。そうは思ったものの、中間点を過ぎたのが2時間26分頃。今まで経験したマラソンよりは速いけれど、数分程度しか違わないタイム。

 18キロから27キロあたりは、キロ6分半から7分の間で走っていました。小倉駅を過ぎてからの海岸沿いの直線は、時折強い風は吹くものの、自分にとっては大した障害には感じられませんでした。念のために携帯したままだったポンチョも要りませんでした。
 走路からは海が見えます。大きな貨物船と競走しますが、あちらがはるかに速い。でもそんな印象だけしか残っておらず、景色を楽しむ余裕もありません。門司赤煉瓦もなんにも覚えていない。

 そろそろ本格的にトイレに行きたくなりました。フィニッシュまで持ちこたえられないと感じ、ついに28キロあたりで、人の並びがほとんどないトイレを発見。飛び込みました。

 安堵したのもつかの間、すぐに走路に戻らなければなりません。このためのロスは3分ほどか。急いで走路に戻ると、なんとちょうど目の前を5時間のペースセッターが通り過ぎました

 あせる自分



北九州マラソン2016 完走記(後編)はこちら。

コメント

非公開コメント