地獄めぐり

 大分県別府で「地獄めぐり」をしてきました。温泉噴出口を「地獄」と呼びます。そこはつとに有名ですが、実はこの歳になるまで私は行ったことがありませんでした。

 血の池地獄と龍巻地獄が隣同士で、他の地獄とは離れています。


●血の池地獄(国指定名勝)・・・・もっと真っ赤な池を想像していたのですが拍子抜けしました。でもここの案内板がウィットに富んでいました。

「無料で足湯に入れます。出血大サービスです。」
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「地獄入口。A型B型AB型O型の人、大歓迎です。極楽気分も味わえる地獄です。」
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●龍巻地獄(国指定名勝)。30~40分の休止期間をはさんで6~10分間吹き上げる、休止期間の短い非常に珍しい間欠泉です。
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 この間欠泉を中心に円形劇場のような階段席があります。観客が今か今かと待っていると、突然噴出し始めました。でもただそれだけ。吹き上がり始めたと思ったら、観客はなぁんだという感じでぞろぞろ退出・・・。
 予想できたとはいえ、迫力不足。それも、熱湯が高く吹き上がらないように、間欠泉の真上に石組みをしてあるのが原因だと思います。確かに頭上から熱湯が降り注がれたらたまったものではないでしょう。安全のためとはいえ、もっと遠巻きにするとか、席の上方に透明な屋根を付けるとかして、どのくらいの高さまで吹き上がるのか見せればいいのにと思いました。何かもったいない。


 これよりあとの地獄は近い場所にかたまっています。

●かまど地獄。鬼がいました。ここでは日本語と韓国語のそれぞれのガイドが、タバコの煙を噴気孔に吹き付けて、白い湯気を大幅に増やすというパフォーマンスをしていました。
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 その仕組みはアレね。つまりタバコの煙の粒子が凝結核となって、目に見えない水蒸気がその周りに凝結し、白い湯気、つまり「雲」ができるということ。中2理科で習う「雲のでき方」を目の前で観察できます。面白い。
 ここ独特のピータンのような温泉卵が美味しかったです。


●鬼山地獄。ここは温泉を利用したワニ園でした。爬虫類系が好きな私は大興奮。
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 いずれもここで生まれたワニの仔ら。水槽の上で手を動かすと、餌と思って飛びかかってくる個体がコイツ。画像からワニに狙われている雰囲気が伝わるでしょうか。
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 外の池では大きなイリエワニが群泳。これが凄まじい。時折、巨大なワニ同士で威嚇・小競り合いをするので、その唸り声や水しぶきの音がして恐怖をおぼえました。
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●白池地獄(国指定名勝)。熱帯魚が温泉を利用して飼育されています。かなり老朽化しており、客を呼ぶために何か取ってつけたような、古びた昭和感を感じました。日本庭園の地獄だけで十分なのでは?
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●山地獄。併設されているのはこれまた昭和チックなミニ動物園。
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 カバは人によく慣れているようでした。餌やり100円。水温は常時25〜30度だそうです。地元の人から聞きましたが、以前はゾウもいたとか。


●海地獄(国指定名勝)。ここはコバルトブルーの温水が美しく、しかも蒸気の噴出が激しくて迫力があり、見る価値あり。泳いでみたくなるほど美しいのですが、やめた方が良いようです。ゆで卵を作るざるが見えます。98℃
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このほかに鬼石坊主地獄というのがありましたが画像はなし。すべての地獄を回れる券は2100円です。2日間有効。

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