太郎丸嶽 ⇒ 次郎丸嶽 ⇒ 鋸嶽 ⇒ 白嶽 ⇨ 蕗嶽

 平日に上天草市の太郎丸嶽・次郎丸嶽に登ってきました。

 今回のルートはこの赤い線の部分(合成してます)。GPSウォッチ・エプソンのSF-850で計測。
1209-00.jpg



 今泉集落の無料の登山用駐車場に止めてGPSを設定していざスタート。上のルートのスタート直後とゴール直前は同じ道を歩いているのにかなりずれが出てます。スタート直後の方が動作が不安定だったか。私は運動靴と登山靴を両方持って行きましたが、相棒は運動靴にし、私は迷った末に登山靴にしました。岩が多いらしく、マラソンを控えたこの時期に足首を捻りたくないのです。ただ靴下がトレイルラン用の薄めのもの(マラソン用より若干厚いけれど)。ここが登山素人、考えが甘かったですね。

 しばらく民家の並ぶ舗装道路を歩いていきます。

 イノシシから畑を守る電気柵があちこちにあります。今は太陽電池で動作するものなんですね。感心しました。
PC090294.jpg

 さていよいよ山の中へ。


 杖が少しだけ入っていました。借りようかと思いましたが、帰りにここを通るかどうかわからないのでパス。
PC090295.jpg

 「長寿の湧水」。飲用水になるものはここが最初で最後でした。私は1L飲み水を持って行ったのですが、結局足りませんでした。これも誤算でした。ここで汲めるようにしておけば良かったかも。
PC090296.jpg

 「遠見平」。ご覧のように遠見なんてできませんねえ。
PC090297.jpg

 太郎丸嶽と次郎丸嶽の分岐点に来ました。まずは右・太郎丸嶽に進みます。
PC090298.jpg

 シダ植物が道を隠さんばかりに生い茂っています。お正月によく見るウラジロでしょうか。登山道は岩がごつごつしています。太郎丸嶽の手前に一岩山ありますので、間違えないように。でもあっという間に目指す山頂に到着。



【太郎丸嶽制覇】
 標高281mです。海抜0あたりの平地から登ってきました。

 眼下に見えるのが先ほど通ってきた今泉集落。
PC090302.jpg

 山頂は大岩です。背景奥が次に目指す兄弟岳の「次郎丸嶽」(397m)。手前に一山ありますね。
PC090304.jpg

 先ほど見た分岐点まで戻ります。




【次郎丸嶽へ】
 いやはや、ここは急峻です。山頂は断崖を下から見上げる感じで、登れるんだろうかと思うほど。実際登山道は岩がごろごろしており、四肢を使って登るアスレチック気分。急なところにはロープもあるので、危険な気はしません。さすが太郎丸嶽より100mは高いだけあります。それでも397mなんですが。

 頂上直前に巨大な一枚岩が出現。ロープが何本も垂らしてあります。先を行く相棒が小さく見えます。
PC090310.jpg

 大岩をロープを使って登りきったところ。まあ、ロープが必要なのは最初の数メートルでしょうか。あとはロープ無しでも登れます。
PC090311.jpg

 ついに登頂。大岩の上で。
PC090314.jpg

 立っている大岩の先はというと・・・断崖絶壁です。
PC090315.jpg

 下をのぞき込むと・・・。万一落ちたら帰還叶いそうにありません。
PC090318.jpg

 頂上からは360度絶景が見られます。
PC090322.jpg

 あとで気づいたのですが、この岩が「亀次郎岩」(ライオン岩)と呼ばれる岩らしいです。亀ですよ亀。確かに甲羅から首を出してる感じか。でもライオンもふさわしいかも。
PC090324.jpg
 先端まで行けるとか。知っていたら行ったでしょうに。事前の予習不足でした。


【鋸嶽(のこだけ)へ】
 まだ正午にもなっていません。もう終わりかと思っていると、相棒によると次は「観海アルプス」に向かうとのこと。今回の行程を決めるのには私は関与していません。この時点でほかの山にも登ると初めて知りました。相棒の計画のまま。登った道とは違った道で「観海アルプス」に向かいます。それにしても面白い名前を付けたもんだ。

  「小鳥峠」への道を下山。何ともかわいらしい峠の名前ではありませんか。

 でもかなり腹が減りました。おまけに靴の中でじわじわ足が痛くなっています。水も節約しながら飲んでいるし、非常に疲れました。冬ですが汗もかなりかいています。小鳥峠までの道は非常に長く感じました。もう帰ってもいいけどな。

 こうなると写真も撮りたくなくなります。よってしばらく写真は無し。

 やっと舗装道路に出ました。心の中では帰ろうという気持ちが強まります。でも相棒は次の山へ行くと。仕方ない。重い足取りで舗装道路からまた山道へ。

 足が上がりません。でも息は上がります。足にはマメでもできそうです。
 ついに斜面の途中で昼食をとることになりました。見晴らしの良い所で食べたかったのですが仕方ありません。体が動かないのですから。12時半くらいだったでしょうか。水の懸念を相棒に話すと、相棒は2L持ってきていると。そのうちの500mLを分けてもらえることになりました。これで節約して飲まなくて済みます。
 ついでに、着替えのために持ってきていた普通の靴下を重ね履きすることに。これで足の痛みが随分減りました。やはり分厚い靴下が必要です。

 山の斜面で食事をして良かったと思います。この後の鋸嶽への登山道は、ほんとにここは正規の登山道?獣道じゃない?というほどの、はいつくばって登るような斜面でした。岩場ではなく土の斜面で、ジグザグに上るというより、真っ直ぐ上に登る感じ。栄養補給をしてなかったら、途中で立ち往生していたかもしれません。
 ここがその登山道を登り切ったところ。赤いテープが木についているだけで、案内板もなく、知らない人はここから小鳥峠の方に戻ることはできなさそうな道でした。恐るべし。
PC090335.jpg
 しかも登り切った先の道は、きちんと整備されたきれいな道。今までの道とは全然違う人の手が入った道。「観海アルプス」の道は歩きやすい道でした。

 「鋸嶽」(347m)制覇。山頂はそれらしくありません。ちょっと歩いたところに展望台があるのですが、そちらがどちらかというと山頂っぽい。
PC090339.jpg



 【四峰目の白嶽へ】
 鋸嶽から下りると、そこは湿地帯がある場所。興味が出て「不動の滝」へ寄り道。
PC090345.jpg

 この滝下の流れの中には、スリムな体型の魚が泳いでいました。今の時期は餌も少なかろうと、パン屑などを投げ入れると、大小の魚が先を争って餌に群がります。しばし癒されるぅ。でも、相棒は先を急がせるぅ。

 ほんとよく整備された歩きやすい道でした。でも、この頃足の指先が痛いと言い始める相棒。一方見違えるほど元気になった私。

 ついに「白嶽」(347m)山頂へ。
PC090356.jpg
 ここも山頂から真下へ落ちる急峻な山頂です。
PC090357.jpg

 「観海アルプス」、確かに。海が見える絶景の場所でしょう。かすんでいなかったらもっと美しかったんでしょうね。
PC090352.jpg


【観海アルプスを歩く】
 北へ向かって登山道を歩きます。なるほど右手東側に海がしばしば見えます。しかも山が連なっています。先ほど登った白嶽の山頂は絶壁ですね。
PC090361_20161213145251570.jpg

 途中、十字路に出ました。蕗嶽(つわたけ)を示す標識がどこにもありません。どちらに行くか迷っていると、山の中で仕事をしておられる方がちょうど私たちの方へ近づいて来られます。道を尋ねると、蕗嶽への道を教えてくださり、しかもあとで改めて感心したのですが、教えてくださった詳細な情報がすべてその通りでした。蕗嶽にはその予定だと今日は行けないでしょうね。途中下の集落に下る早道があり4時ごろに着きますよ、などなど。

 途中季節外れの花が。
PC090362.jpg

 本日の五峰目「蕗嶽」(320m)は分岐点からさほど遠くありませんし、実際目に見えていますが、その後の仕事の予定があるのと足が痛いのもあって今回は断念。ここに来るまでの登りの数が、先ほど教えてもらった数と一致。
PC090363.jpg

 このころ、登山靴で来るべきだったと愚痴る相棒。確かにアップダウンの激しい10キロほど山道を歩いていますからね。

 そして急峻な下り坂。
PC090364.jpg

 これまた教えてもらった通り、車を置いている今泉集落へつながる早道が出現。新しめのブルーの看板がありました。
PC090365.jpg
 この道、鉄塔の下を通る道。たぶん鉄塔の管理に使っている道ではないかと思われます。

 茂った木々の中を抜けて、ついにふもとの集落へ。
PC090366.jpg


 駐車場に戻ったのは確かに4時頃。すべてあの方のおっしゃったとおりでした。



【まとめ】
 活動量計付きGPSウォッチで、総走行距離12キロ。山道でこの数字ですから、結構ハードでした。約2万5,000歩。総消費カロリーは3,500kcal超。マラソンを走って5万歩越え、4,000cal前後なので、この数字が正しければ結構エネルギーを使ったことになります。
tarojiro.jpg
 上図の各山の標高数値はかなり正確だと思います。

 靴下の重ね履きのおかげで、足は随分ダメージをとどめられました。太郎丸嶽・次郎丸嶽なら運動靴でもいいでしょうが、今日の行程を歩くには、登山靴が必要だでしょう。冬場でも水は最低1.5Lほどは持って行きましょう。自分が持ってきた1Lの水では足りませんでした。相棒からもらった水でずいぶん体力が回復しました。

 太郎丸嶽・次郎丸嶽は眺望の良さと岩場のスリルがありました。特に次郎丸嶽は低い山ながら、九州百名山の一つに数えられています。確かにそれに値すると思いました。また改めて登りたいものです。観海アルプスは、文字通り海を見ながら縦走できます。こちらは道が歩きやすいように整備されています。

 筋肉痛がその後二日間ほど続きました。

コメント

非公開コメント

No title

タフな縦走お疲れ様でした

相棒がタフならば、ついて行くしか
ないでしょうね(笑)

冬の観海アルプスは最高ですね!
水の持参量は確かにその通りですね
筋肉痛は大変でしたね

ともあき さん、

いやあ、事前に太郎と次郎としか聞いていなかったので、縦走するとは。
でもおかげさまでマラソンの鍛錬になった気がします。

野焼きと同じように、でも野焼きと違って自分のために、水を持って行かねばなりませんね。