ラスコー洞窟の壁画

 この展覧会には当然壁画が来ていました。もちろん精密な実物大のレプリカです。この区画も撮影OKでした。


●身廊の壁画③ 大きな黒い牝ウシ
8O0A0401.jpg
 一定間隔でライトが点いたり消えたりし、壁画の一部(2枚だけ)は輪郭線が浮かび上がるようになっていました。思わず歓声が上がっていましたね。
8O0A0408.jpg



●身廊の壁画① 褐色のバイソン、ヤギの列、ウマの列
P7170010.jpg
P7170013.jpg

 輪郭線が青色に光ったのはこの2枚だけでした。


●身廊の壁画② 泳ぐシカ
P7170015.jpg

●身廊の壁画④ 背中合わせのバイソン
P7170039.jpg

●井戸の場面 腸のはみ出たバイソンがトリの頭をした男(トリ人間?)を突き倒しています。
P7170032.jpg
下にはトリの形をした投槍器?があり、左はお尻だけしか写っていませんがケサイがいます。


 これらの壁画のレプリカ(ラスコー3という)は通路の両側に置かれ、さながら洞窟の中を歩いて見てまわっているような感じです。


 では、どのようにして「ラスコー3」は作られたか?
8O0A0360.jpg
 上の画像にあるように、実際の壁面を精密に三次元計測するなどして、寸分たがわぬものが作られたようです。


 ラスコー3があるなら、ラスコー1や2もある?
8O0A0365.jpg
 あります。ラスコー1は実物(今は立ち入りを認められていません)、ラスコー2は、ラスコー1のそばに手作業で洞窟の一部を再現した空間(観光客向け)です。
 そして現在はラスコー4まであるようです。


 これがラスコー洞窟の全容。
8O0A0376.jpg
 複雑な形をした洞窟で、一部は這って進まなければならないところもあります。

 実物の10分の1の模型がいくつもあり、中をのぞけるようになっていました。
8O0A0461.jpg






クロマニョン人が当時見ていた動物たちの化石などを展示するブース。ここは撮影OKでした。多くの人が撮影しているでしょ?
P7170049.jpg
 ウシやウマもいますが、この時代は野生のものですからねえ。今のとは違ってたくましい。

 
 オオツノジカの頭骨は立派でしたねえ。
P7170048.jpg
 このシカにクロマニョン人が出会ったのかどうか分かりません。どちらかというとトナカイをよく狩猟して、すべての部位を利用していたようです。


 マンモスの牙にさわってみようというコーナーもありました。
8O0A0432.jpg
 私は断面部分に興味があったりして。こんなところ撮影する人少ないでしょうね。
P7170043.jpg


 ケサイの頭骨。かっこいいですよ。
P7170046.jpg





 この展示会でさらに感心したのは、どうやって打製石器や骨製道具を作り出したか、です。詳細なビデオ付きの制作過程の説明がありました。
 その中で特に興味深かったのが、骨で作った縫い針、きちんと糸を通す穴まで開いている針の製造過程。ビデオに目がくぎ付けになりました。
 また、大きな月桂樹葉形尖頭器の美しさと薄さに感動。芸術品のようでした。




 クロマニョン人、よくある猿人や原始人のイメージで見るのは大間違いです。現代人と同じ芸術性をもった人間です。そんな昔の人々の生活を垣間見ることができて知的好奇心が満たされました。





お得情報

 車で行って長時間の渋滞に巻き込まれた経験があるので、独りで行くときには、実家の最寄り駅から西鉄を利用して太宰府まで行きます。そういう場合お得なのが、西鉄の各駅で発売されている「九州国立博物館きっぷ」
P7170008.jpg
 往復乗車券と博物館観覧券(特別展常設展とも)が合わさっています。これがなぜ良いか? 博物館観覧券が前売券より安い。今回は1,300円で観覧できたことになります。
 そして、ささやかながら、二枚の絵ハガキと太宰府クーポンも付いていました。


コメント

非公開コメント