2014野焼き支援ボランティア(2)- 県外ボランティア多数

 3月22日、今年二回目の野焼き支援ボランティアに参加しました。

 今日の牧野(ぼくや)は「町古閑牧野」の牧場の方。初めて作業する場所ですが、予想以上に広大な牧野でした。外輪山の東側、大分県との県境に近いところにあり、こんな場所に放牧に適した広大な土地があったというのが新鮮な発見でした。

 前日の春分の日、阿蘇は雪が降ったそうです。その翌日は晴天にもかかわらず、草が乾いていないということで、この牧野以外の野焼きはすべて延期になっています。本日唯一野焼きが行われた場所でした。またこの日は朝の冷え込みが大変厳しく、牧野の至る所で午後でも残っている霜柱や多少ぬかるんだところを見かけました。



 朝の集合風景。組合長さんの挨拶。
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 この日のボランティアは30数名。6班に分かれ、各班が4~5名地元の組合員さんと共に働くので、けっこう大人数です。

 今回注目すべきことは、県外からのボランティアだけで半分ほどを占めたこと。世の中ちょうど三連休。それを利用して県外から野焼きに参加しているのです。熊本への観光を兼ねて野焼きに参加するという計画を実行している方々が実際にいるのです。一番遠くは「新潟県」から参加のボランティアリーダーUさん。ほかにも覚えているだけで「山口」、「福岡」、「佐賀」、「宮崎」からも参加者あり。また「東京都」から参加の若い女性たちもいらっしゃいました。皆さん阿蘇の草原の魅力に取りつかれた方たちでしょう。反対に、若い男性は・・・いたのかな?いなかったような。ボランティアもだんだん高齢化しているので、私より年下の若い方々の参加が特に気になります。そういえば私たちの班にお一人、とびっきりの美人Sさんが加わっていらっしゃいました。お若いのに気遣いのできる方でもあり感心しました。


 昨日の天候の影響で、午前中はやはりあまり燃えませんでした。(休憩中に許可を得て撮影)
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 私たちの班はたぶん一番アップダウンの激しい場所の火消しを担当。目も眩むようなものすごい傾斜地です。遠くに阿蘇五岳の根子岳が見えます。赤いラインが私たちの移動ルート。
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 燃え具合が芳しくありません。日当たりのいいところでは土の表面から水蒸気が蒸発しているのが見えるほど土もまだ湿っているようです。この冬の大雪で大きな枝や幹の折れた樹木も見かけました。
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 写真を撮れたのはこの数枚だけ。

 実はこの日、体が本調子ではありませんでした。野焼き前日の13キロのランニングのせいで、太腿の筋肉の痛みを感じていたからです。そのためいつもは引き受けるジェットシューター係も今回はあえて引き受けませんでした。それでも午前中のアップダウンは何とか持ちこたえたのですが、午後の作業開始後には、特に下り坂で痛みがひどく出るようになったので、より楽なコースを移動できるよう配慮してもらうことを初めて経験しました。




 午後最後の作業は、辺りを見渡せるたぶんその辺りで一番高い丘、絶景の場所の野焼きでした。眼下では他の班が行なっている野焼きが見えます。その炎の大きさや燃え具合から、午後になって草がよく乾いてきているのが見て取れます。

 私たちの仕事は、その見晴らしの良い尾根沿いの防火帯での作業。ただし私たちがいる尾根を境に、反対側の斜面は決して火が入ってはいけない場所でもありました。

 まず、私たちのいる尾根(防火帯)から火入れ。あらかじめ斜面を尾根から下へ数メートルの幅で帯状に焼いておくのです。それは防火帯(尾根)の横にさらに防火帯(もう燃えるものがない焼跡)を作る感じでしょうか。火は少しずつ草を焼きながら、斜面を上から下にゆっくりとおりて行きます。防火帯が徐々に拡大していくのです。そしてある程度斜面の上部が焼けたところで一番下から火を入れると、今度は火が斜面を一気に駆け上がって野焼き完了となるのです。火を入れるのにも順番があり、安全に最大限の配慮をして行うのです。

 ところが今回その下からの燃え方が予想外に早く激しかったのです。下からの火は見る見るうちにこれまで見たこともないほど巨大化し、すでに焼いた部分と尾根にある数メートルの防火帯の幅をはるかに越えて高く長く伸び、反対側のカヤをわずかながら舐めたのです。

 飛び火!

と大声で叫びました。その現場をちょうど目撃する第一発見者の一人になったのです。すぐさまそばにいた地元の組合員とジェットシューター係が燃え始めたカヤの中に飛び込んで、消火にあたります。緊迫感のある殺気立った瞬間です。一旦入った火はなかなか消えません。そうするうちに、組合長が血相を変えて動噴のホースを持って駆け寄り、火に目がけて放水。少し焼いただけで無事に鎮火しました。


 この日いつもより作業終了時刻が遅くなりました。そしてお土産として新鮮な阿蘇のイチゴをいただきました。

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