中年、大暴れ

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ウルトラマンついでにちょうど興味深い記事を見つけた。

日本兵が銃を突きつけて食料を奪う。「人じゃない、鬼だ」との母親の言葉とともに、その光景が焼き付いているという沖縄県出身の吉田紀子さん=芦北町=の記事を昨日の本紙で読み、あらためて70年前の戦いの過酷さを思った。

沖縄はきょう、組織的戦闘が終結した「慰霊の日」を迎えた。国内で唯一、住民を巻き込んだ地上戦で、沖縄の人々は守ってくれるはずの日本軍のむき出しの暴力にもさらされた。それが「本土との戦争体験の大きな違い」と沖縄在住の作家目取真俊さんは指摘している(沖縄『戦後』ゼロ年」NHK出版)。

ウルトラマンのテレビシリーズを手掛けたことで知られる脚本家の故金城哲夫さんも、同様の経験を持つ。押し入ってきた日本兵に母が自宅の防空壕から追い出された。戦傷で片足を切断したばかりの母は松葉づえをついて逃げたが、精根尽き果てて道端で倒れる。そこを米兵に保護された。

当時6歳の金城さんは、祖父に連れられ別の場所に避難していた。母を守れずに置き去りにしたことはずっと彼の心の重荷であったと、同僚だった脚本家の上原正三さんが記している(「金城哲夫 ウルトラマン島唄 筑摩書房)。

「ウルトラマンは怪獣の殺し屋なのか」と問うた人に、金城さんはむきになって反論したという。「助けてーっという人々の心からの叫びや願いにに反応する存在なんです。人間を守るために現れるんです」。その存在を誰よりも願ったのが、戦場を逃げ惑う幼い日の金城さん自身であったのだろう。

(熊日新聞H27/6/23新生面より)



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画像は、熊本市現代美術館で開催されている「特撮博物館」展にて。どうやら最後の巡回開催地らしい。興味がないわけではないが、入場料が高いので行くつもりはなかったが、遠来の客人がどうしても見たいというのでお連れしたら、予想外に楽しめた。子どもの頃自然と覚えた怪獣・宇宙人・怪人の名前は今でもかなり言えると思う。特にウルトラセブンの主題歌を聞くと、今でも気持ちが高揚する。

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